スティルインラブに殺されたトレーナーによる今更シナリオ感想会
ただ個人的な感想を述べるだけのnote。
ある意味でスティルインラブに脳殺された私が、この育成シナリオをどう感じたのか、自分の今後のために書き残しておく。
人様に見せれるものでない上に、普通にネガティブな話をする。
♢大前提、面白かった
確実に言えるのは、史実とウマ娘的要素を絶妙に絡ませスティルインラブとトレーナーの2人だけの愛を完成させたこのシナリオis神ということ。
面白い面白くないの評価軸なら、確実に面白いに振り切れている。間違いなく4.5周年の目玉として大成功と言えるだろう。
こんな体験ウマ娘でできるんや…
随分思い切ったことをしたなという驚き。
しかし、スティルという魅力的すぎるキャラクターを最高の魅せ方で披露してくれて、我々に2人だけの愛ってなんなのかを教えてくれた。ラモはんも大喜びである。
シナリオライターや関わった大勢の大人を讃えに讃えたいし、世に出すのを許してくれてありがとう。
キャラとかストーリーの解釈とか、めちゃくちゃ苦手なので、シナリオをじっくり読んで、引用なんかしちゃいながらゆっくり紐解いていく、なんてことはしないけど。
でも思うことがあるんですよ。
♢でもトレーナーが可哀想
シナリオ読み中ずっとトレーナー目線で見ていたけど、トレーナーに完全な感情移入できたかと言うとそういう訳ではなかった。スティルはそりゃ可愛いし愛おしいし良すぎるウマ娘なんだが、スティルへの想いに共感したいのは山々なんだが…
普通にトレーナー可哀想では?
ウマ娘側がなにかの理由で不調になったり走れなくなったりという話はウマ娘世界でごまんと見て来たが、トレーナー側がここまで壊れるシナリオは初めてすぎて、普通に人生ぐちゃぐちゃにされてると思っちゃうんすよ。
お互い了承の上だしトレーナーは幸せ言ってるけど、普通に現実でのうのうと生きてる情熱も何も持ってない若い成人男性からすると、人間としてそこまで行くのかと、思ってしまいましたね。
だから私はどこまでも心からスティルとスティトレの関係を肯定賛美はしてあげられないし、皇帝さんみたいに、私は普通の人間の一般的な幸せの価値観で物事を見続けて、彼らの状態を危惧してしまうんだろう。
ってな(激うまギャグ)
2人が幸せで、トレーナーがこの道しか選ぶ気がなく、2人だけの愛が成立している。しかし2人の相思相愛は2人の間にあるもの一切を肯定し全て包み込む最強の真理になりうるのか?と外野目線が働いてしまう。
トレーナーという存在がどう指導し共に歩むかで、ウマ娘としての蹄跡が大きく変わるというのは今までいっぱい見て来たし、ウマ娘にとってトレーナーがどれほど重大な存在かはどんなシナリオでも書いてあること。
今回は逆にウマ娘という存在が如何にトレーナーの人生を大きく変えるのかを教えられたシナリオだった。
それだけなら過去にもあったと思う。
フジキセキというウマ娘が居たから、ナベさんはジャンポケを最強に導くんだよな。フジ先輩がいなかったら新時代の扉という話はきっとない。
ここまでされると困っちゃうのよ。
関わるウマ娘次第では、普通の生活が失われるとかいうの怖すぎね?
勝つために体の状態を顧みず無茶をするウマ娘と、担当のために自分を顧みず無茶をするトレーナー。言い方は悪いけど愚かしいのは後者。
指導者がそんなんでどうする。グル姉を見習え。
別に自分を顧みずという訳でなく、全部スティルのためを思って結果的にああなって、なし崩し的に、ほとんど坂を転がるようにあの道を選んだわけで…。
だから可哀想。
別にプレ先時空でボロボロのプレ先が、こっちの世界線に来て生よろできたからってハピエンじゃないのと一緒や。(?)
スティルシナリオは別に生よろみたいに苦からの解放が起きた訳でもないため、極論だが私にはほぼほぼBDENに見える。
♢現実的な目線だとバッドエンドじゃね?
普通にスティルも食らってるからね。
これで幸せとかさ。そんな幸せを、己を犠牲にしてまで手に入れてしまったトレーナーは、トレーナー失格と言われてもしょうがない。
私はそんな末路になったトレーナーが、とりあえず可哀想。そこに至るまでの道は一応しょうがないが適応されるから。
別にスティルインラブを嫌いになるとかではないけど、別にスティルに感情移入はできるし本能とのやり取りとか含めて良いんだけど、それに付き合って、端的に言えば一緒に堕ちたトレーナーは報われているのかと、疑問に思ってしまう。
だから、良質なシナリオ+愛おしすぎるスティルインラブで脳を破壊されたという意味と、トレーナー死亡説と解釈できるシナリオから来る意味。
その2つの
「スティルインラブに殺された」トレーナー。
実際は死亡はしていない、という解釈が有力視されているが、これはほぼ死だよ。
殺されるとかいう表現は不適切だろうが許せ。
2人だけの愛?死んでいいわけなかろう。
だからバッドエンド。
メリーバッドエンドの定義の方が合っているだろう。これはワイがひねくれているせいだとも思うが、どうせこのトレーナーは早死するし、そうでなくても感情とか視覚とか嗅覚とか聴覚とか味覚とか快楽とか薄れていくだろうし、スティルがそばにいるからって人生ぐちゃぐちゃになってるようにしか見えないし(そばにいる故にぐちゃぐちゃになってるんだが)、グッドと温泉旅行のシナリオからわかるように、もう完全にトレーナーが手綱握られて導かれる側になってるし。ダラダラ書いたけどこれってその「幸せ」すら超える程の苦なんじゃないの?
♢シナリオ以降のスティルとトレーナー
スティルがトレーナーを眠られる能力者みたいなことして延命させてるというか、意識をコントロールしているけど、結局シナリオ終了時点(温泉旅行含む)で結構死に近くなってると思う。
もうスティルがあの後トレーナーと一緒に居続けるなら、トレーナーは死あるのみよ。
てか史実通り3年すぎたあともレース出るとしたら、次のレースがあるとしたら、本能のまま走るスティルが見れて幸せなトレーナーは無事本能に狂わされてこれも死あるのみ。本能を解放してる間はトレーナーは壊れていく持続ダメージ。
多分府中牝馬ステークスはトレーナーの死が明確に関係してて、それで17着(最下位)になって引退、というのがウマ娘世界のスティルインラブの終わり方なんじゃないかな。
あんまりあのシナリオの後スティルがレースに出るっていう二次創作見ないけど、最後最下位を叩いてしまう理由付けとしてはやはり早死するトレーナーしかないと思うんだ。
ウマ娘ってトレーナー殺す曇らせはさすがに炎上しそうだけど、スティルインラブの場合はそれも解釈のひとつというか、シナリオ上で死んでなくてもどうせ長生きはできないだろうよ。
総括
面白い面白くないという評価を縦軸、好き嫌いという評価軸を横軸とすると、面白くて嫌いの第二象限に位置するという結論です。私はね。
2度もあんなシナリオ作らなくていいけど、内容としては良かったしいい体験ができた。
特殊な演出が進行していく没入感がすごい。
共依存とか、堕落的な恋愛とか、破滅的な愛し合いとか好きな人には堪らなくいいシナリオだったのでしょう。私はトレーナーの破滅具合が酷すぎるなと思い許容しかねたけど。
作品の面白さの評価と好き嫌いは分けるべきだし、嫌いだからつまらないは常では無い。
トレーナーの壊れ方が見てられなくて結末嫌いな癖に面白いとかどんな矛盾だよと言われても、私も困る。読み終えたあとの充足感と少しの疲労感とスティルインラブへのクソデカ感情はどう説明すりゃいいんですかね?
自分にはここまでのメリーバッドエンドが合わないというチェッカーになったし。
どんなウマ×トレーナーの関係性が好きなのか、自分の中の好みも探ることができた。
面白さと未来へ活かせる知見でもある。
面白いけど2度も読みたくはない。
今後のスティル関係は真なる救いの話のみ出してください(とまでは言わないけどもうスティルに悪い意味で殺されるのは勘弁)
余談
実馬スティルインラブのJRAの登録抹消日
→2006年1月11日
なんと私はこの日に生まれているのである。
数奇な運命。
競走馬としての蹄跡が完全に止まった日に、何も無しえず何もできず深夜に意味わかんねぇnote書くことしか出来ないこの男の子の人生が始まったらしいよ。
さすがに運命感じちゃいますよね。
126連っていう数字…。
偶然にしてはできすぎているな?
(ダカラナニー)



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