ヤフコメ
アメリカ大統領選挙に関するニュースをヤフーでみると、たくさんのコメントが付いている。
読者からの率直な意見で参考になるかと思って読むが、明らかに誤ったコメントや、単なる罵倒など、読むに堪えないものが多い。もちろん、中にはなるほどと思わせるものがあるが、それはむしろ例外である。
驚くことは、明らかに同じ文章が何度もコメントにでてくること。
ウィキペディアで「ヤフーニュース」を調べると、コメントはひとつの記事にひとつと制限されているが、Yahoo Japanでは同一人物が複数アカウントを取得可能(大量取得も可能)で実質複数のコメント投稿も可能とある。
ネットで更に調べてみると、橘玲氏の「“ネット世論”の真実 Yahoo!ニュースにコメントする「ヤフコメ民」とは」が見つかった。これは橘氏の本の売り込み記事なのであるが、それでも参考になるかもしれない。
ネット世論」を語るうえで欠かせないのは、「Yahoo!ニュース」のコメント欄で自論を展開する“ヤフコメ民”の存在だ。データによると、定期的にニュース記事に対してコメントを投稿している“ヤフコメ民”は約8割が男性、中でも40代男性のコメント率が突出して高いのだそうだ。
さらに“ヤフコメ民”を分析していくと、1人あたりのコメント数は多くないものの、全体としては全コメントの9割を占める「多数派」と、平均よりも著しく多いコメント数を投稿する“2%”の「少数派」に分けられるのだそう。
ここで問題なのが、“2%のヤフコメ民”は侮蔑的な表現や差別発言などが多いというデータだ。全体に対し、たったの2%のユーザーではあるのだが、「Yahoo!ニュース」においては彼らが「返信コメントの半数近くを占め」「評価の3分の1を獲得」している。つまり、「ネット世論」は、この“2%のヤフコメ民”によって形作られてしまっている部分も大きいのだ。
さて、この“2%のヤフコメ民”に共通していることは「差別発言が多い」ほかに、もう1つある。それが、「マジョリティ側に属していながらも、マジョリティとしての利益を十分に享受できていないと感じている人々」という点だ。彼らは「生活保護者」「外国人」「障がい者」「LGBT」などに非寛容であり、マイノリティの人権に関する主張を「被害者ビジネス」と見なす傾向にあるという。
詳しくは本を読んでみないといけないが、このキャッチ・コピーからでも、コメントの問題点が窺われる。ヤフーのコメントを見る際にはよほど心しておかなくてはならない。
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