菊池成孔さんと大谷能生の著書2冊を読んで、疑問に思ったことを書きました。なるべく短くしたつもりですが、いつものクセで長いです。
杉本拓
杉本拓
8,281 posts
杉本拓
@gesuoyabun
ギター、作曲、執筆、キノコ
好きなもの/こと:猫、ねこ、ネコ、古い車(免許はない)、木(および木を素材にしたもの)、散歩、思索、読書、うなぎ、立ち食いそば、中華料理、ニンニク、ショウガ、野草、野生のキノコ、空港、駅、一部の映画、極一部の音楽、怠けること
杉本拓’s posts
画家の黒川麻衣さんが亡くなりました。これは私がFBに2回にわたって投稿したものです。私情を交えずに書く事はどうしてもできませんでした。
私は自殺なんて一度も考えたことはないけど、お金がだんだんなくなっていき(というか元々ほぼ無一文なんだけど)、やりたくないことをして生き延びる気力はもはやないし、なるようになれと思ってたけど、「いや、俺はもっと音楽と音と音響のことが知りたい!」と突然に息を吹き返した。金はないが…
近所で道路工事をやっているのだが、その音が奇妙な倍音を伴って、大変に美しい。彼らはただ仕事をしているだけだが、私はその音を音楽として聴いている。
そこには音楽として意図的に出された音はないが、それを音楽としてどう聴けばよいかというテンプレートがこちらにはあるということです。
ブルースの音階について書いてみました。
今書いておかないと忘れそうなので、ざっと要点だけを書くつもりだったのですが、結局こんなに長いものに… ここ十日ほど、暇な時間はこれを書くのにかかりっきりでした。とりあえずは解放されて嬉しい。
d.hatena.ne.jp/gesubancho/201
このレコードは本当に素晴らしかった。レコードプレイヤーを持っていないので(歌手の名前を知れただけで幸運だった)、下北沢のロックバーに行ってかけてもらって、初めてその音楽を聞けた。お客さんの一人はその場でdiscogsからこのレコードを買っていたほど。
Music For Amplified Guitarをオーストラリアのブリスベンで演奏した時の事は生涯忘れない。演奏を終えて客席を見ると、お客さんが全員消えていた。みんな途中で帰った。でもひとりだけ残っていた女性が私に言った「音楽でこんな素晴らしい体験をしたことはない」を聞いて泣きそうになりましたよ。
Quote
Yukinor Kurokaw
@kyuro96
youtubeに杉本さんのTaku Sugimoto - Music For Amplified Guitarが上がってたので流してる。花火が上がるのを待つ気分。時どき家の外を走るトラックの音を演奏と間違える。youtube.com/watch?v=gS7cN1
はじめてYouTubeにアップした。「ロボット三等兵」みたいなポンコツのコンピュータでも出来るんだなあ。時間はかかったけど… アップしたのは私の映像作品です。制作費ほぼゼロ。やりたかったことが自分の持っているもので出来たと思うので、他と比べてどうこうはないです。
芸術家というのは一種の狂人、あるいは奇人か変人で、少なくとも社会不適合者。「芸術」と「文化」を一緒くたにしてはいけない。前者に携わる人と後者に関わる人は向いている方向が全く違う。
芸術とか表現において、「わかる人にはわかる」という態度はあまり理解できない。何がわかるの? 作者すらわからないようなものを作ろうよ、というのが私の考え。だから、作品の優劣を決めるような全てのシステムにはなるべく関わらないようにしたいと私は思う。完全にそれをやるのは無理だけど。
こういう感想はとても嬉しい。ありがとう!私はこういう作品を一種のフォーク・ミュージックとして、実験音楽/現代音楽/即興、etcの文脈でリリースしている。私自身は歌を歌えないし、その気もないけど、「歌」が一番好き。特にモーダルで単旋律的なもの。
音楽にはそれぞれふさわしい空間と観客数があると思うのだけど、そういうことはあまり話題にならないですね。増幅させることによって、どんな会場でも均質的な音が聞けるような環境慣れているせいだと思うのだけど、それでは成立しがたい音楽もある。
前も書いているけど、This Heatのアルバム(ブートだけど)ではこれが一番好きだなあ。80年代中ごろにカセットとしてリリースされたものを持っていた。こういうバンドってきれいに録音/ミックス/マスタリングされてるとかどうでもよい(これはそこそこいい録音だけど)。
仕事が殆どないので、本を書いている。出版のあてなどまったくないが、文字数が少なくなる予定なので、自費出版でも良いと思っている。
『整数比音程入門』
をタイトルにしたい。数学が得意でない私が如何に整数比音程(純正律)を理解したかのプロセスを重視し、可能な限り分かりやすく書いている。
これはやばい。好きすぎる。「なつかしいもの」が沢山。最高の映画のひとつ、すくなくとも極私的フランス映画ベスト10には入る。しかし、知らなかったなあ…
ラ・ジュテ (字幕版)
自分で言うのもどうかと思いますが、ギターに於けるとてもニッチな領域を、原始的な方法で探求した、他に類がないものと自負したいなあと… 私は東洋人――というか日本人なんだなあとも。
omg best album ever:
こんな内容のギター特殊奏法本を書きたいと夢想中。
高次のハーモニクス
ハーモニクスの弓奏
様々なベンディング
変態チューニング
ボトルネックによる微分音
ダブル・ストップの弓奏
e-bowのコントロール
純正音程
私がこれまで世に放ったアルバムで最も問題作なのはこれだろう。ある音楽雑誌のCDレヴューでは0点を頂戴したし、方々からボロクソ言われた。誰でも出来るかもしれない。でもこんなバカなことは誰も思いつかないし、やらない。
This Heatの音源でこれが個人的に1番好き(ブートらしいですけど)。久しぶりに聴いたけど、ム、ムチャクチャかっこいいではないですか!
m.youtube.com/watch?v=gfhbhp
ドゥルーズとかフーコーとかの現代思想って、本当に大の苦手で、彼らの著作を読んでも、1ページも、いや1文も理解出来たことがないです。もっと平易な言葉で言ってくれよと…
でも彼らの言説が、音楽や、特に映画批評における暗黙の前提になっているのが昔から嫌でたまらなかった。
これはちょっとびっくりしたなあ。やろうと思っても誰も出来ない、というより誰もやろうと思わなかっただろう。何故なら、これを聞くまで、こういう音楽が可能なことを誰も想像出来なかったから。
Quote
0⁰kura
@NoSchoolsRec
Replying to @NoSchoolsRec
もういちど貼っておきますね。
madacyjazz.bandcamp.com/album/plays-st
私の初単著のゲラが出来たとの報告がありました。ここまで長かったなあ。かなりの時間をこの本に費やしているので、全部売れたとしても、私の取り分は時給にすれば120円くらいです(笑)。読まなくてもいいから買って欲しい!!
このまま日本にいるくらいなら、死んだほうがましだろうという思いが年々強くなってきている。海外に逃亡する費用はまったくないしなあ。何年か前にかかった医者が「いかにも早死にしようなライフスタイルですね」と私に言ったが、おまえらみたいなバカとおさらば出来るなら、それもOKだと思ったよ。
もう、焼き直しはいいかげん止めるべきじゃないかな?人は何故過去により目を向けるのだろうか?、もちろん、意味がないとは思わない。だが、当時を体験している我々現役の音楽家は今やっていることのほうが遥かに大事。こっちを体験してよ、と思う。
scool.jp/event/20210124/
あの、一応念のため言っておこうと思うけど、即興演奏とか、実験音楽とか、まあそういう世界だけでやっていこうと思う若者の皆様,99.99パーセントの人は食えません(日本では)。99パーセントはお小遣いにもならない。つまり赤字。でも、それでもやろう、という人が面白いものを作るだろう!
これを聴きながら寝よう。ジャンル関係なく常にトップテンに入る好きなアルバム。アナログで持っているはずなんだけど、誰に貸したのかなあ。今そのブツが手元にあっても、プレイヤーがないので聴くことは出来ないからいいんだけど。いやー、好きです!つまり批評できないの。
youtube.com/watch?v=FevCaW
南方熊楠の文章も、まじめなことを書いているなあと思ったら、突然猥談になったり誰彼に対する愚痴になったりして、リアルな飲み会の有り様を髣髴とさせる。このダイナミズムを音楽に取り入れたい、極めて抽象的にだけど。
しかし、こんなこと考えている音楽家は稀だろうなあ。
4月4日(金)――つまり明後日――、多摩水道橋の下で急遽コンサートをすることになりました。東京側の川辺で、最寄り駅は和泉多摩川(徒歩で5~6分)。開始は15時くらい。料金は投げ銭、または0円でも可。
杉本拓:electric guitar
田中慎太郎 : electric guitar
これはケージの最晩年のインタビューであるが、ここでケージは驚くほど悲観的なことや悪口を言っている。正確には憶えていないが、「地球が消滅するなんてことは木から葉が一枚落ちることだ」とか「ジョエル・レアンドルなんてたいしたコントラバス奏者じゃない」とか。
amazon.co.jp/MUSICAGE-MUSES
I am practicing a composition by Minami Saeki [photo by Stefan Thut] minamisaeki.bandcamp.com/track/two-to-y
普段の生活からは見えてこないものに思いを巡らせることは思考力を鍛える訓練になる。今読んでいる『トラクターの世界史』(藤原辰史 中公新書)はこれにうってつけだ。まえがきには「トラクターを無視して二〇世紀を語ることは出来ない」とある。少ししか読んでないが、冒頭から「引き込まれる」。
「まったく違う三人」
日時:5月22日 15時から
場所:二子玉川バイパス陸橋下
料金:投げ銭
出演:杉本拓、只石博紀、飯田克明(この順番でやります)
14時30分に東急二子玉川駅の改札に来ていただければ迎えに行きます。このプラカードを持って。
私が最も影響を受けた芸術家は稲垣足穂で間違いない。7~8年ほど前に、持っていた足穂の本を全て売ったが、今また古本でちょくちょく買っては読んでいる。好き嫌いはあると思う。だけど、唯一無二の文学者、というより果たして文学なのか、これは?という存在。
「自由」という日本語について誰かが(誰だっけなあ)書いていた。"freedom"や"liberty"の訳語として「自由」が使われてから、この言葉の意味が変わったと。本来は、木が枝を伸ばしたり、花が咲いたり枯れたりするといったこと、つまり全てのものに本来備わった固有性を指すのだと。
再度考えた。芸術家(表現者)にとって「文化」の存在はお金を得るための方便であって(食べていかなきゃいけないから)、そうしたフィルターをなるべく通さず、いかに個人に向けて作品を作るべきなのかが大切なのではと。
恐らく多くの人には、これはただダラダラとした音楽に聞こえるだろう。だけど、音程/音階がここまで抽象化/記号化された音楽はあまりないですよね。非常に興味深い!私もここで歌いたい。こういうコミュニティには常にあこがれを感じます。自分で作るしかない!
柴田南雄は反骨精神の人だったんだな。彼の音楽はあまり知らないのだけど、書いている文章にそれを感じる。『日本の音を聴く』、まだ半分も読んでないけど、これは名著だと思う。「日本の音楽」ではなく「日本の音」にフォーカスをあてた作曲家による論考はそんなにないのでは?
極私的海外小説ベスト10(順不同)ー 1:
『さかしま』ユイスマンス
『土曜の夜と日曜の朝』シリトー
『オネーギン』プーシキン
『死の宣告』ブランショ
『人間の土地』サン=テグジュペリ