たんぱく質を摂るのに一番いいタイミングは? 栄養士が解説
自分の体に必要なたんぱく質の量とは?
これは、栄養学の専門家間で頻繁に議論されるテーマ。実際、『ニュートリエンツ』の最新の研究では、たんぱく質の推奨摂取量は過去80年間においてほとんど変化しておらず、体内のたんぱく質利用に関する現代の知見に反して、一日に体重1kgあたり約1gで推移している。「とくに高齢者の推奨量を増やすべきか議論されています」とケイニグさんは話す。体重1kgにつき1gはいい目標である一方で、体と健康を最適にサポートする個別の推奨量を知るには、栄養士や医療専門家に相談するのがベストだ。 国際スポーツ栄養学会によると、運動量を増やしている場合、筋肉を増やそうとしている場合、あるいはアスリートを自認している場合、筋肉の維持と回復を助けるのに必要なたんぱく質量はさらに多くなる可能性が高いという。繰り返しになるけれど、自分の体に適した量を知るには、栄養士や医療提供者に相談するのが一番。
たんぱく質が不足しているかどうかの見分け方
たんぱく質が不十分なことを示す体のサインもある。「たんぱく質が不足していると、常に疲労感を感じ、エネルギーレベルが低い状態になる傾向があります」とデラニーさんは話す。ほかにもサインがあるかもしれません、と彼女は続ける。これには、筋肉の張りや強度の低下、髪の毛が細くなる、爪が弱くなる、皮膚がたるむ、運動後の回復が困難になる、などが含まれる(ただし、これらはたんぱく質の摂取量が著しく不足している場合にのみ現れる可能性が高い)。 すべての食事でたんぱく質を摂取していれば、一日のエネルギーレベルは比較的安定しやすい。とはいえ、エネルギーにムラがある場合は、たんぱく質摂取のタイミングを見直し、均等に分散させる必要があるかもしれない。 translation : Yumi Kawamura photo : Getty Images