机に毎夜かじりつく優等生宰相が、一世一代の大バクチに打って出た。ところが、解散の大義も選挙戦術もノープランで……
自民党に勝機はあるのか
「働いて働いて実績を出してから選挙をやりますと言っていたのに、解散の大義はどこにあるのか。いくら人気者でも、これでは支持が離れかねない」(自民党元菅グループ議員)
「解散の話は皆さんと同じく報道で知りました。情勢調査で勝てるという結果が出たからやるんだろうけど、党の調査は精度が低いので、本当に与党で過半数を確保できるのか心配です」(自民党現職閣僚)
議員たちは迫りくる解散総選挙を前に、こう不安を口にする。高市政権のまさかの解散報道は、正月気分に緩みきっていた永田町の空気を一変させた。読売新聞のネット配信まで情報は外部に漏れることなく、サプライズ解散は、まずは大成功である。しかし冷静になって考えてみて、自民党に勝機はあるのだろうか―今、党内にはそんな疑心暗鬼が渦巻いている。
全国紙の政治部デスクは冷ややかにこう分析する。
「このままでは、自民党と日本維新の会あわせて議席は微増、辛勝といったところでしょう。もしこのまま高支持率だけを頼りに無策で突っ込んでいって、勝てなかったら目も当てられません」