初の「ファーストジェントルマン」誕生 元衆院議員の山本拓氏
高市早苗首相が誕生し、夫で元衆院議員の山本拓氏は初の「ファーストジェントルマン」となった。山本氏は福井県選出の元衆院議員。両氏は自民党の旧安倍派(清和政策研究会)に所属したことがある。
山本氏は1990年衆院選で初当選し8期務めた。第1次安倍晋三内閣で農林水産副大臣、副幹事長や総務会副会長なども歴任した。私生活では調理師免許を取得するほどの料理好きとして知られる。
2003年衆院選で高市氏が落選した際、自身の秘書だった弟が山本氏の事務所に移った。これをきっかけに親交が深まった。04年に山本氏から電話でプロポーズを受け、交際期間を経ずに結婚した。
当時、高市氏は自身のブログで、山本氏と出会った当初は「割と無愛想な人で、苦手な相手」との印象を抱いていたと振り返っている。
結婚当時の心境について、高市氏は「不思議なのは、入籍を機に精神的にとても楽になったことだ」と表現した。
17年には「互いの政治的スタンスの違いが大きく、信念を貫いて政策活動に没頭したい」(高市氏)との理由で離婚した。21年に再婚した。戸籍上は山本氏が姓を変えて「高市拓」となった。
山本氏は24年衆院選で福井2区から無所属で出馬し、落選した。25年に脳梗塞で倒れた。高市氏は山本氏の入浴を補助するなど介護しながら政治活動をしているという。
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(更新)- 最相葉月ノンフィクションライター別の視点
高市総理が夫の山本氏を在宅介護されていることは、5月の札幌での講演会を取材した週刊誌の報道で知った。山本氏が介護保険で第三者の手を借りることをいやがるため、高市氏自身が帰宅直後、食べこぼしの片付けから始めて入浴介助までされているとあった。夫婦介護はプライベートの領域が大きく、親子間のように、すんなりヘルパーさんに入ってもらうわけにはいかないところがある。高市氏が今後どのように対処されていくのか、ぜひ実体験をまじえて語っていただきたい。そしてこの国のもう一つの重要な課題である介護の現状をふまえ、介護離職を迫られない社会システムを構築していただきたい。
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