【深淵の話】オタクが悪意と戦ってきた話
Awiです。
Web上で発信された、推しに対する悪意を一年以上見てきたオタクです。
正直言って、他人の悪意なんてものは、自分の心を守るために本来は見なくていいものかもしれません。単なる悪口や罵倒なら、低レベルな言葉しか吐き出せない人々に付き合う必要などないわけです。見ないように工夫することもできます。
けれど、中傷やデマの拡散によって、それを言われた人が実害を受ける場合があります。こうなるともう「見なくていい」「放っておけばいい」というものではなくなります。
私は被害に遭った当事者ではありません。被害に遭ったのが、本当にどういう巡り合わせなのか自分の推しだったので、それを見ざるを得なくなった第三者という立ち位置です。
被害に遭った当事者の感覚とはきっと全く違いますし、当事者の気持ちがわかるかといったら、多分何もわかっていないのだと思います。
私は当事者の身内でも関係者でもなく、全く赤の他人ですが、でも、この世で1番尊敬している推しが誹謗中傷されているのをずっと見てきたという視点でこれを書いています。レアケースになりそうだから、あんまり誰かの役に立つということはなさそうな気もするんですけど、一度、私の内面の整理ということで。
まずですね、TwitterでもYouTubeでもなんでもいいですけど、Web上のどこかで発信された自分の推しの悪口を見て喜んでるオタクなんて見たことありません(いろんな癖の人がいるので絶対いないとは言い切れないし、好きが高じてアンチになるとかいう、自分のことしか愛してない偽オタクもいますが)。癖が歪んでない大抵のオタクは、ショックを受けて落ち込んだり、怒るか悲しむか、とにかくとても嫌がります。自分の悪口言われるより、推しが悪口言われているほうが嫌なんじゃないかな。オタクって、推しが存在していることでどうにかこうにかこの世を生きてる人が多いのでは? だから自分の存在より推しの存在が上位って人、相当数いると思うんです。少なくとも私はそういうタイプです。
自分より大事な存在に向かって吐かれた罵詈雑言なんて見たら、心にものすごいダメージ喰らうわけです。推しを否定する言葉を聞き続ける・見続けるというのは、自分の心を否定され続けるのと同じです。あるいは自分の核となる部分をめちゃくちゃに破壊され続けるということです。
それがわかってて、私はそれをどうしてずっとやってきたのか。よく考えなくても本当にアホとしか言いようがないんですが、推しが大量の集中攻撃を受けている時は「推しの悪口なんて見たくない」とかそんなこと考えている余裕なんてなかったのです。なんとかしなきゃいけないと思っていました。毎日本当にものすごい量の攻撃を推しが一人で受けていて、このままじゃ推しがどうにかなってしまう、と。
私の推しは芸能人じゃないから、所属事務所がバーンと出てきて「お前ら大概にしとけ(というのをとても穏便な言い回しに変えて発表)」なんてことはできないわけです。個人の責任で発信してるので、個人で対処するしかない。
どうにかしたかった私は、後先何も考えずに行動するところがあるので(何度も繰り返しますがアホです)、それでうっかり、noteを始めてしまいました。その時は必死で、他に選択肢はなかった。
始めたのはいいけれども、次々と新しい中傷とデマの動画が出てくる。もう本当にくだらない内容の。それを追っかけて、エビデンスをまとめて反証を書いて…本当に今からして思うと、なんで泣きながら、毎日死にたいと思いながらそれでも動画見てnote書いてたのかわかりません。
そしてnoteがある程度落ち着いたところで、推しへの中傷とデマに対して、魚拓を開始しました。
魚拓、本当にあらゆる罵詈雑言を見ました。あまりに酷い内容のは、やっぱり泣きながら作業しました。どれだけ推しに対する人格否定を見たんだろう、思い出したくもないけれど。
やめれるならやめたかった。そこで、なんでやめなかったのか、というと、本当にアホなのと、多分オタクの意地(笑)。
私の推しには7万フォロワーがいるんですね。
で、その中で、きっと私の社会的地位って下から数えたほうが早いんですよ。
三流私立大文系卒→新卒ブラック企業入社からの体壊して潰れるとか色々経験して現在は非正規雇用でなんの肩書もありません。ブラック企業で体壊してしまった時に発症した病気も治らないっぽいんですよね、もうずっと症状ないから何も困ってないけど、それでも何かのきっかけで再発する可能性はあるらしいです。
そして、Twitter (X)上では、いついなくなっても誰も困らない、泡沫アカウントです。
そんなのがさ、外務省補助金事業のこと調べて何がデマなのかどうか、検証note書いちゃったんだぜ?
なんかもう世の中の全方向に対して腹が立ったのもあります。世の中にはたくさん優秀な人がいて、研究費のシステム知ってる人がいて、文章書ける人だっているはずなのに、なんで私みたいなアホが一生懸命最初から調べて書いてるんだろう?って。
私よりもずっと前から推しの文章読んでる人もいるはずなのに。
そうじゃなくても、たくさんの中傷、どうにかしようって思わないの?
魚拓なんてほんと簡単じゃん。URL投げ込んでポチッと押すだけで魚拓取れるんだもん。
みんな忙しいから?他人事だから?やらないの?それでいいの?
じゃあアホな私が最後までやったろう(怒)、って思ってしまった。
世間ってのがこんなもんであるならば、オタクとしての天辺は取れるとも思った(錯乱)。天辺にあるお星様、一個くらい欲しいじゃん。
それと、私が中傷拾うと、どうも他の人よりたくさん取れちゃうみたいなんですね。魚拓作業に向いているよくわかんない能力があるんだなとは思いました。
ずっと推しの書いたものを読んできたから、とにかく推しについて色々知っていることは有利というのがあるのかも。よくわからないんですが。
ただし、それもこれもオタクにとっては、いちいちダメージ入ります。
ダメージの蓄積はあまり考えないようにしていました。考えたところで誹謗中傷がなくなるわけじゃないし、だったら作業して1日も早く終わらせたほうがマシだと思って。心の状態はずっとおかしかったです。ずっと大丈夫だと言ってきましたが、本当のところを言えば大丈夫じゃなかった。だって毎日毎日大なり小なりずっと心が破壊されていたんですから。
どうにか社会生活と体調が維持できていればいいだろうと、それが「大丈夫」なラインだと自分で決めていました。そして大体ずっと怒っていました。怒っているほうが精神状態が安定するし。怒りは動力源になります。
でも後から負担がまとめてやってくる。そんなことも頭ではわかってはいたんですけども。
でもさ、禿げてないし(円形脱毛症)、なんの症状も出てないし(故・安倍総理と同じ病気)、若干の睡眠不足傾向にあると言っても、身体の異変は起きていない。昔より全然マシじゃん、と。
そして何より今回は、つらいと言っても、推しの為、そして多分世の中にも役に立つことをしてる。いじめやブラック企業のストレスとは全然違う。
まあなんとかなるやろと。とりあえず考える暇あるなら魚拓だと。
そんなこんなでどうにかやってきて、年が明けても間も無く、インフルエンザに罹ったんですが、ここでずっと溜め込んでいたものが一気に出ました。
高熱が出て、うとうとした時に見る夢で、ずっと魚拓作業をしていました。内容は覚えていないけれどもとにかく画面の中は悪意に満ちているというイメージだけは強く残っていて、毎回胸が苦しくてドキドキして目が覚める、その繰り返し。眠るのが怖くて夜中ずっと起きていたけど、高熱のつらさもあって、あの時は夜が本当に長かった。
健康だからどうにか維持できている精神状態って、絶対に身体を弱らせてはいけないんですよね。健康って本当に大事なんだと思い知りました。
熱が引いても悪夢が終わりませんでした。熱があるうちは頑張って何か食べていたのに、熱が引いた途端に食欲が皆無。動けるはずなのに、何もしたくない。やる気出ない。そして、うとうとすると魚拓の悪夢。
一日、身体のために我慢しました。魚拓やりたくない、もう疲れた、というもう一人の自分の声を黙って聞いていました。一日経って、まだ食欲が戻らないしぐずぐずとやる気も出ない…そこで何も食べないまま無理矢理魚拓を再開しました。やっぱりこういうところがアホなんだな…
身体は怠けたがるものだから、命ある限り引き摺り倒していけ、というのは持論です(いや体調がほんとに悪い時には身体の声聞きますが)。
魚拓楽しくない、悪意見るの疲れた、もう何もやりたくない。それが本当のところです。でも、私は自分の信じたものを、大切なものを守るために続けてきました。人の心がどんなものであるのかわかろうともしない人たちの悪意になんか負けたくない。このまま身体が食物受け付けないとしても、一つでも魚拓とって死んどこ、ってそのとき思ったんです。アホですね。
無理矢理動いたら、そのうち身体はついてきてくれました。ちょっと怠けたり泣き言が言いたかったんだよね、ごめんよ甘やかさないタイプの持ち主で。
インフルエンザのせいで大変な目に遭ったのですけど、いいことは一つあったかな。
アホで、しょーもない私ですけど、それでも、本当に心配されているんだなって。
いつでもいなくなればいいと思ってましたけど、それって良くない考え方なんだろうなって。自分を大事にしないといけないんだなあと、不思議とそういうことをすごく感じました。
各所、本当にご心配おかけしましたが、今はほとんど元気になっています。
そして、魚拓も何もかも全部本当にものすごく嫌ですけども、でも続けます。
無茶しないように気をつけます…これがすごく塩梅難しいんだけど…だって、悠長にやってたらアカウント消えるんだもん!(もうすでに何回かやらかしてます…本当に数時間の誤差で逃したとか)。取れたはずのデータがなくなるのって、すごく悔しい。
この世はいつも何かと引き換えです。本当に、難しいです。
それでも、たゆまぬ努力と工夫で道は拓けるものだ、諦めたらいけない。
というわけで、オタクが推しへの悪意と戦ってきた話をしてみました。心の状態の悪さと身体の状態の悪さ、最悪な状態を経験してみて、それで何かしら得たものは、きっとあるんじゃない?
今の状態は、だいぶマシなほうです。また悪くなる可能性は否定できませんが、怒ってはいません。割と最近、ずっと溜め込んできたフラストレーションが一個解消したことや、文章についてお話ができる相互さんがいた!というのがとても大きいです。私がどうして池内先生の文章が好きなのかわかるっていう人が、ちゃんとこの世にいたんだなって。ほんと嬉しかったなぁ。
私は、池内先生について、先生が文章にしてきたこと、または動画や番組に出演になってお話しされてきたもの以外、ほぼ何も知りません。先生が書いたもの以外の情報は、Wikipediaくらい?
でも、私、もう勘みたいなものだけど、先生の文章を色々読んで、この人は信じるに値する人だと、ずっとそう思ってきました。
池内先生の文章はいいぞ。だって素直だもん。文章の中に、心が流れているのが見える。それでもって文章自体が綺麗でしょ。先生の文章って、先生にしか書けない文章だなって思います。本当にいいんだから!
こんな言い方すると、先生はもしかしてあまり喜ばれないかもしれないけど、先生の書くものはある意味で文学だって思っています。なかなかこんなふうに書ける人、いないです。
ここがわかるかどうかが、オタクかどうかの分岐点だと思っています(謎の自信)。
私は中東に特別興味あったわけでもないんですね。イスタンブールは行きたいんだけどな(大学の卒業旅行で行きそびれてそれっきり)。
とにかく先生の書く文章が良かったという…私って割と風変わりな方向から流れついたオタクみたいです。
どうしようもなく頭のおかしいオタクではありますが、自分にできることがある限り、これからも先生の役に立つことがしたいです。
そして、先生の文章の良さを理解しない人たちの悪意にも負けたくないです。というか、負けません。屈しません。絶対に。
というわけでこれからも頑張ります。以上、駄文でした。
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