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index:バンドリ! 怪文書 報告

二次元裏@ふたば

画像ファイル名:1760086149264.jpg-(108280 B)
108280 B25/10/10(金)17:49:09No.1361456593そうだねx6 19:31頃消えます
「こころん、これ歩いてるだけなのにすごいよ!」
「ええ! とっても速いわ!」
はぐみが鶴巻家の広い庭園を駆け回っていた。
…歩くと言うには随分速くて、下半身だけ忙しなく動いている奇妙な動きをしている。
はぐみが履いている、見慣れない近未来っぽい見た目のシューズのせいだ。
こころがラボでオーダーしたらしいそれは、履くと"と~っても"速く走れるのだとか。
元々はミッシェル用で、こころと一緒に出かけた花音さんがなんとか気を逸らして止めてくれたらしい。
靴の他にジェットパックなんかも作らせようとしていたと聞いて、あたしは苦笑いを浮かべるしかなかった。
けど、はぐみが速く走れたらきっと喜ぶわ!と更に考え直したこころの思いつきは止められなかったようで。
今日はそのトンデモシューズが届くということで、あたしは心配ではぐみに付いて来ていた。
「新幹線くらい速く走れるってラボ?の人が言っていたわ!」
「ほんと!?」
「いやいや…新幹線って…」
こころと同じくらい、はぐみの瞳がきらきら輝く。ああ、収拾がつきそうにない。
こういう日に限って薫さんも花音さんも来れなかったりするから本当に困る。
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
125/10/10(金)17:49:20No.1361456649+
「美咲、やってみなくちゃ分からないわ!」
「こころん、みーくん! はぐみ頑張るよ…!」
「う、う~ん…」
メラメラとやる気に燃えるはぐみに、頑張るなとも辞めたほうがいいとも言えず。
あたしは非常になんとも言えない表情を返すしかなかった。
実際新幹線並みに走れるかはさておいて、鶴巻家お抱えのラボ製だ。油断はできない。
あたしの不安を余所に、はぐみはスタート姿勢を取る。
緊張感が漂う中、風がさぁっと吹いた。
「いっくよー──」
それを合図にはぐみが駆け出し──ものすごい速度で駆け抜けていった。
「えっ!!?」
「まあ!」
慌ててはぐみが走っていった方向へ顔を向けると、随分遠くで手を振っているはぐみが見えた。
いくら運動神経抜群のはぐみとは言え、一瞬であそこまで走れるなんてあり得ない速度に唖然とする。
こころはこんなものをミッシェルに履かせようとしていたのか…
225/10/10(金)17:49:33No.1361456698+
「こころん、この靴すごい!」
はぐみはまた一瞬であたし達の眼の前に戻ってきた。はぐみの体からちょっと稲妻が出てない…?
「びゅーんって全然見えなかったわ!」
「はぐみも! 気付いたらすごい遠くまで走っちゃってた!」
嬉しそうにその場でぴょんぴょん飛び跳ねるはぐみを、あたしはハラハラしながら見ていた。
今のところ速く走れるだけとはいえ、このシューズがはぐみの動きにどう作用するのか分からない。
「もっともっと速く走れるかな!?」
「もちろん! はぐみなら出来るわ!」
「よ~し!」
このままじゃ本当に新幹線並みの速度で走りかねない。
どうどうと手で制していたら、黒服さん達が台車でなにやら運んできた。
上に乗っているのは、ショルダーストラップがついた金属の箱…ランドセルに近い形状のもの。
箱の両側面にはこれみよがしに小さな翼が付いていて、あたしはああ…と天を仰ぎたくなった。
花音さん…止められてなかったですよ…
325/10/10(金)17:49:47No.1361456757+
「美咲! ミッシェルを呼んでもらえるかしら?」
「…えーと。こころ、一つ聞くけどなんで?」
「もちろん、このジェットパックをプレゼントするためよ!」
それはもう見事に輝く笑顔でこころが言い切った。
運ばれてきた金属のランドセルはやっぱりジェットパックだった。
「またミッシェルと一緒に空を飛びたいからジェットパックも作ってもらったわ!」
「いいなー! はぐみもミッシェルと空、飛びたい!」
「いいわね! みーんなで飛びましょう!」
走り出そうとしていたはぐみまで目を輝かせている。
危険行為から違う興味を引けたのは嬉しいけど、嬉しくない。かなり。
「…あのさ、ミッシェルも飛びたいとは思ってないんじゃないかな~…?」
「どうしてかしら? 空を飛ぶのはとっても気持ちいいわ」
「いやいや。どう考えても怖いから」
確かに一回飛んだことあるけど、あたしには命の危機しか感じられない。
人間は背中にロケットを付けたら飛べるようには出来てないんだ、多分。
425/10/10(金)17:50:00No.1361456815+
「はぐみはね、ミッシェルとだったら全然怖くないよ!」
「そうね! はぐみの言う通りだわ!」
「あ~…気持ちだけは受け取っておくね」
ジェットパックで空を飛ぶなんて前提がなければ、その信頼を素直に喜べたかもしれない。
引きつった笑みのあたしの元に、スススと黒服さんが近寄ってきて耳打ちする。
「奥沢様、ミッシェルのご用意は済んでおります」
あとはあたしが着替えるだけですよ、と暗に言われた。
ミッシェルはまだ?って二人のキラキラした視線。
鈍く輝くジェットパック。
はぐみの足元できらめくトンデモシューズ。
あたし達を黙って見ている黒服さん達。
全部見回して、あたしは一人肩を落として息を吐いた。
「…こころ、はぐみ。あたしちょっと用事思い出したから…ちょっと行ってくる」
きょとんとした顔の二人を残して足早にその場を去る。
525/10/10(金)17:50:29No.1361456936+
こちらです、と黒服さんに誘導された先。
そこでミッシェルが座って待っていた。
中に誰も入っていないから、心なしかぐったりしている。
「…さて、やりますか」
けれど、真ん丸の2つの瞳はあたしをまっすぐに見つめていて。
「美咲ちゃん、お互い頑張ろうね」と言ってくれてるように思えた。
625/10/10(金)17:50:43No.1361456989+
ネタ元:
JR推し旅「あなたと紡ぐ10色の物語in東海道新幹線」車内限定ボイスストーリー 10月分
725/10/10(金)17:55:06No.1361458033+
ここみさは良い…
心がハッピーになるようだ
825/10/10(金)17:55:45No.1361458170+
みさミシェはある
925/10/10(金)18:02:25No.1361459754+
ハロハピの素直に喜んでいいのか?みたいな人間関係好き
1025/10/10(金)18:04:08No.1361460154+
推し旅そのうちまとめてCDで出してほしい
1125/10/10(金)19:16:51No.1361482518+
ハロハピ怪文書助かる
1225/10/10(金)19:22:37No.1361484563+
やりそうだけどこんなネタ元になるような話があるんだ…


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