情報科学単位
コンピュータとインターネットの利用技術を習得し、情報科学の基礎的な知識を得ることができるカリキュラムが用意されています。
情報科学単位の紹介
情報通信技術は日々、猛スピードで進歩しています。情報はデジタル化され、インターネットによって瞬時に交換され、コンピュータで処理されます。2年次以降に開講される2群3群の専門科目の中では、それらを利用した学習や、それらの応用技術に関する学習をしなければなりません。一般教育部では、コンピュータとインターネットの利用技術を習得し、情報科学の基礎的な知識を得ることができるカリキュラムが用意されています。この分野は技術の進歩が急速な分野ですから、習ったことがいつまでもそのままということはありえません。卒業後は独学が待っています。ですから、技能を身につけるだけでなく、コンピュータとインターネットの仕組みと関連するキーワードの意味を知り、種々の解説書の理解に支障がないようにする必要があります。そのため、この点にも配慮したカリキュラムが構成されています。ぜひ、独学力をつけるという視点も持ち続けてください。
教育
情報科学 A, B, C(各2単位)
教養演習 B, C(各1単位)を開講
教育内容
情報科学A,B
情報機器としてのパソコンの利用は現代では必須事項になっています。この教科では、そうした必要性に応じて情報科学の基礎となる概念の学習、文書作成、表計算、プレゼンテーション、インターネット、プログラミングなど種々の項目から2、3の項目を選んで、組み合わせの異なるいくつかのクラスを設定しています。どのクラスも出発は初心者でよいという考えで開講するので、当シラバスに書かれた学習項目と開講時限を考慮して随意に選択をしてください。
なお、薬学部と医療衛生学部の学生は、学部開講の情報系必修科目との関係から、より幅広く情報科学を学ぶために、情報科学Aではなく情報科学B(または次のC)を選択する事をお勧めします。また、未来工学部の学生は情報科学Aが必修科目となっています。
情報科学C
パソコンにおいても利用権限の制限された一般ユーザと、全ての権限を与えられた管理ユーザが厳密に区別されるようになりました。情報科学A、Bでは一般ユーザとしてのパソコンの利用を学びます。しかし、パソコンに新しい機能を追加したり、計測器を接続したり、ネットワークサーバとして利用したりするためには、管理ユーザとしての権限が必要になります。
情報科学Cでは、学生に管理ユーザとしての全権限を与えて、コンピュータハードウェア、ソフトウェアや周辺機器のインストール、ネットワーク管理などの仕組みを学びます。
研究
以下の 4 分野について主に研究しています。
- 計算科学(数学や物理学の問題に対するコンピュータによる解決方法の研究)
- コンピュータ支援による教育の可能性の研究
- 効率的な基盤ソフトウェアを実現するための研究
- 色彩情報処理の色覚への応用研究
計算科学の分野
- 3体問題周期解の研究:福田
3体系の運動をコンピュータによる数式処理や数値計算を駆使しつつ、理論的に明確な結果を得る事を目指して研究します。特に、相互作用をレナード-ジョーンズ・ポテンシャルなどの非斉次ポテンシャルにした場合の周期解について、数値計算を駆使して探求します。
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大規模計算機シミュレーションによる惑星間空間・プラズマの研究:小川
スーパーコンピューターを用いた大規模数値シミュレーションにより、惑星間空間・プラズマの諸現象を研究します。また、そのための多階層シミュレーションコードを開発します。
- 計算幾何学:福田
離散数学や幾何学に関連する諸問題をコンピュータを駆使して探求します。
コンピュータ支援による教育の分野
- 非同期e-Learningにおける動画像を用いた課題に基づく本人確認手法:高橋
e-Learning主体で行う遠隔授業での本人確認の手法を研究し、実践を通じた評価を行うことで、効果的なシステムの構築方法を確立することを目指します。 - TAの役割をになう知的エージェントシステムの開発:高橋
教員が作成した作業手順書とパソコンの操作知識に基づき、パソコン画面上で動作してTAのように行きづまった学習者にアドバイスを与えることが可能な知的エージェントシステムの開発を目指します。
基盤ソフトウェアの分野
- 制約式に適した SMT ソルバの自動選択・オートチューニング:高野
ソフトウェアの性質を制約として与えて、プログラムを検証する手法について研究しています。与えられた制約に対して短かい求解時間が期待できるソルバを、機械学習の仕組みを用いて自動で選択する手法を開発しています。 - カスタマイズ可能な組込み向け JavaScript 処理系を記述するためのプログラミング言語:高野
IoT などの組込み機器内で JavaScript プログラムを効率よく動かすための仕組みについて研究しています。特に、カスタマイズ可能な実行系の雛形を記述するためのプログラミング言語を設計しています。
色彩情報処理の分野
- 色覚シミュレータと色覚測定の研究:福田
コンピュータで色覚異常者の色の見え方をシミュレートする色覚シミュレーションと、色覚特性を短時間で測定する方法を確立することを目指します。色覚シミュレーションの研究では2016年度情報処理学会論文賞を受賞しました。
ニュース
日常生活でも、大学での研究、企業での研究開発、医療現場でも、いつでも、どこでも。
コンピュータ、インターネット、プログラミングのない生活は考えられない世の中となりました.情報科学ニュースでは、これらのキーワードについて色々な角度からの記事を掲示していきます。
教員紹介
あらゆる分野でICTの利活用は必須の素養です。あらゆるものをデジタル化して整理して,即座に使えるように心がけて下さい。
コンピュータやICTの環境、いわゆる古典的といわれるAIの技術などを「教育」や「学習」の場で活用する方法などについての研究をしています。
現在の生活において,コンピュータがないことは考えられないと思います.そのコンピュータを扱うためのプログラミング・プログラミング言語について研究しています.
コンピュータは使い方を学ぶほど様々なことができるようになります。自分にとって有用な技術を自ら学ぶ姿勢が大切です。
関連リンク