待望の1stは純度”100%のロックアルバム”
楽観的で”元気にいこうぜ イエーイ!”みたいな曲を聴いて癒されるっていう音楽の聴き方もあると思うけど、
俺の場合は人生の底辺を見せられて”底辺はこの辺なのかな”っていうのがわかると安心してそこでハッピーに
なれるから「晴れた終わり」は”とにかく救いが欲しかった”ってところでできた曲なんだけど、今回その答えが自分
なりに出たかなという感じはしてるんですけどね
●タイトルの「セイレン」とはギリシャ神話に出てくる半人半鳥の妖精で、顔が女性で首から下は鳥。
海に突如として現れ、美しい歌声で船乗りをおびき寄せて溺れさせてしまうと言われている。
上杉さん:自分たちもロックに引っ張られ引っ張られ、時には沈没しそうになり、やっとここにたどり着いて・・・。
純度100%のロックアルバムをつくるのってほんと子供の頃からの夢だったから
柴崎さん:(今作はal.ni.coの)プロトタイプみたいな感覚ですね。こういう資質のグループが現在こういうビジョンを
もっていて、そこから先に進んでいくであろう姿が見えるアルバムっていう
●”自分にとってロックとは、泣き声のようなもの”と上杉は言う。何かを感じて思わずあげる叫び声、意志とは
関係なく押し出される泣き声、それが今作だとしたら、このアルバムはリアルタイムで体感しなければ意味がない。
今、同じ時代の空気を感じて生きている彼らが出した答えを、聴いた人はどう受け止めるのだろう。
いつの間にか曇っていた自分の瞳の汚れに気づかされるような作品である。