市川市美術館構想 JR市川か本八幡駅周辺に新設検討 千葉
千葉県市川市が検討している美術館の建設について、田中甲市長は2日、JR市川か本八幡駅周辺に「拠点となる美術館を建てる」との考えを明らかにした。また、新設した美術館と市内にある小規模な市の文化施設を回遊できるような仕組み作りが必要との認識を示した。 【写真】美術館構想について具体案を語る田中甲・市川市長 同市内に美術館設置を求める市民団体「市川シビエ会」が開催したシンポジウムで述べた。 田中市長は今年2月の市議会定例会で、「心の豊かさや創造的な感性を育む場として、近現代美術館の開設を目指す」と言及。同4月に市文化芸術課に美術館構想室を設置した。美術館の方向性などを有識者らと意見交換する検討委員会も開催している。 来賓として出席した田中市長は、具体的な市内の候補地として三つの案を提示。(1)県立現代産業科学館の美術館への転用(2)旧県血清研究所の敷地を利用(3)駅周辺に新たな美術館を新設。このうち(1)と(2)については現在、県と市の間で払い下げの交渉を進めていると説明したが、最終的には駅周辺に新設したいとの考えを強調した。 シンポジウムでは美術評論家らの講演の後、約100人の聴衆が参加して意見交換会も行った。市民からは「美術館で創造性が触発されるので、館内に来館者が創作活動をできる場所があるといい」「世代を問わず、興味を持てる展示に期待」などの声が上がった。(鈴木逸弘)
朝日新聞社