第97話 同級生の水着ほど興奮するものはない
駐車場に停車したワンボックスカーを降りると、眼前には一面の海が広がっていた。
昨日と合わせて、何度も見た海だが、昼間の海はやはり格別だ。
真夏の太陽に照らされ、ギラギラと煌めく光を発する海を見ると、胸が躍らずにはいられない。
海水浴場に足を踏み入れると、早速、熱々の白い砂浜が出迎える。
俺たちは、そんな砂浜に足を踏み入れて、海を眺める。
仲間たちと共に真夏の海へ。
これこそ青春の最高到達点だ。
……そういえば、と。
俺は思い出したかのようにスマホを取り出し、この光景をパシャリ。
そういえば、合宿中、印象に残ったものをスマホで撮影して思い出として残すと、言っていたっけ。
昨日はそれどころではなかったから、全くできなかったけれど、今日からその公約を復活させよう。
俺たちは海の家に入り、着替えを済ませる。
ちなみに、俺はアロハっぽい柄の海パン。
とまあ野郎の水着なんてどうでもいいとして、いよいよ女神たちの水着だ。
正直、この時を、今日一番の楽しみにしていました。
「お待たせ、青山。期待しているところ悪いな、おばさんたちの水着で」
「はろ~、青山君」
「二部崎先生に九重さん……!」
まず、俺たちの前にやってきたのは、二部崎先生と九重さんだ。
いや、おばさんで悪いとか本人は謙遜しているが、全然そんなことはない。
むしろ、一番興奮するまである!
二人とも露出度が高いビキニスタイルの水着だ。
双方ともお胸が発達しておられるため、割れ目がくっきり見える。布部分が余りの大きさに堪えかね、今にもはち切れそうなくらいパツパツに張っている。
明言は避けるが、俺の暴走機関車が暴走してしまいそうである。
俺はなんとか海パンに発生した膨らみを必死で抑え、平静さを保つ。
「おっぱいをチラチラ見ているの知っているからな~。おばさんに発情したら終わりだぜ?」
「あら、青山君のエッチ~」
「ふぐっ」
バレテーラ。
やっぱり子どもは大人には勝てないんだなあ……。
目のやり場に困った俺は、海を見渡し、心を安静に保つ。
あー、やっぱり海って綺麗だな。
海を見ていると、俺の穢れた心が浄化されていく。やっぱり海は偉大だ。
そうこうしていると、お待ちかねの女子軍団が登場。
さて、俺の水着監査が入りますよ。
まずは笛吹。
笛吹は人によってはテンションが下がりかねない、露出度の低いラッシュガードと呼ばれる見た目は普段着と何ら変わりはない長袖の水着。
だが、笛吹に関してはそれでいいと思う。
あの引っ込み思案のゲーマー・笛吹風雪が露出度の高いビキニなんて着たら、流石に現実味がない。
つまりこの格好は俺の中では解釈一致だ。
逆に露出度が低いことによって、妄想する余白が残る。
すなわち、逆説的にエロい!
次に比屋根。
彼女はワンピースタイプのスクール水着だ。彼女の手作りなのだろうか、真ん中に「ヒヨテリウス」と記された名札が張り付けてある。
彼女のキャラに合っている。
まあ、端的に言うと最高なわけで、スクール水着×ロリは最強なのである。
そして亜玖里さん。
ひらひらがついたワンピースタイプだ。これは予想外。
もっとシンプルないでたちで来ると思ったが、ここまで可愛い装いだとは思わなかった。
年相応の可愛さに加え、年不相応の上品さが、この水着にマッチしている。
可愛らしく見事な水着だ。
最後は赤槻。
正直、これは恐れおののいた。
圧倒的に一番だ。
彼女の激しい性格を表すかのように、燃えるような赤を基調としたビキニ。
大人陣のも負けず劣らずの露出度に加え、彼女もやはり大人陣顔負けのお胸を有しているからこそ、彼女の双丘が強調される。
ブラの部分が張っているおかげで、彼女のおっぱいの形大きさ輪郭が手に取るようにわかってしまう。
なんて罪深き水着だろう。
そして双丘の中心に入った綺麗な割れ目。これがなんといっても破壊力がえぐい。
同級生の割れ目はちょっと破壊力が大きすぎる。
「青山……これ以上、見たら……直で足の臭いを嗅がせるわよ」
「ひえっ」
赤槻がいつの間にか鬼の形相でこちらを見ていた。
うん、あんまり、チラチラ見るの、やめよう。
命がいくつあっても足りない……。