地味なメガネ先生の「裏の顔」
逮捕時は都立高校で家庭科の授業を担当していたという大平容疑者は、今年3月まで江戸川区内の小学校に勤務していた。同校の卒業生は、容疑者の印象をこう振り返る。
「大平先生は担当クラスを受け持つとかではなく、家庭科の先生として、小学5、6年生に授業をしていました。当時の印象としては、メガネをかけてスラッとしていて、ちょっと地味な先生という感じ。最初の自己紹介のときに、『趣味はキックボクシングです』と話していました。
授業では、学校指定のカタログから好きな布地を選んでクッションカバーを縫ったり、調理実習で野菜炒めを作った覚えがあります。ただ、大平先生は生徒と親しくしたり、授業終わりに雑談するという感じではなく、サバサバしてました」
そんな大平容疑者は、家庭科の先生として勤務するかたわら、SNSで「垢抜け動画」を多数投稿する「配信者」として活動していたことが明らかになった。別の卒業生はこう語る。
「大平先生がSNSで『垢抜け動画』を発信しているのは、僕ら同級生の間では有名でした。小学生のころ、僕らのグループの一人が悪ノリで、大平先生に動画投稿について聞いたことがあるんです。
そしたら、大平先生は『(私が)録画したのを、勝手に誰かに(SNSに)あげられたの。だから私があげてるわけじゃないの』と言ってました。その後も、裏では『H子』(大平容疑者のSNSのユーザー名)とイジってる生徒も多かった」
実際に大平容疑者のSNSを閲覧してみると、自身を「可愛くなりたい都内に住む人」として、約2年前から「垢抜け動画」を投稿していた。初投稿の動画では「可愛くなるには、垢抜けるには、何をしたらいいだろう」と、視聴者に助言を求めている。
投稿当初はメガネ姿に無造作な髪型だった大平容疑者だが、コンタクトレンズに変え、眉毛や髪型を美容院で整え、さまざまな化粧品を使ってメイクを研究することで、外見は徐々に変化していった
さらに投稿を重ねていくにつれて感じるのが、「美人」への憧れだ。「私のなりたい顔 3選」と題して、中国の女優のファン・ビンビン、橋本環奈、齊藤なぎさをあげて、フォロワーにアドバイスを求めている。今年2月に投稿した最後の動画でも、ミスコンの平均体重(47キロ)に近づくために、ダイエットに励んでいた。