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渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

失伝は無知を蔓延させる

2025年09月04日 | open



以前、モーターサイクルの
ロードレース中継を観てい
て、ドン突きでフロント足
払いが発生して転倒した現
代最新車両に乗る選
手がい
た。

それを観ていたゲスト解説
の芸人は「握りゴケですか!」
と叫んだ。
バイク好きでならしている
バイクメディアの各方面に
引っ張りだこのお笑い芸人
だ。バイクのオーソリティー
であるかのような扱いを受
けている。

あまりの低レベル、次元の
低い認識と発言にぶったま
げた。
レーシングライダーで握り

ゴケなどする選手が世界の
どこかにいたら見てみたい。
結局、自分の超低レベルな
技量と思考と理解力によっ
て、公道での初心者の犯す
バカバカしいミスと同じ事
をもレーシングライダーも
やらかす、という低次元の
理解力しか持っていない事
を自己発言で露わにしてい
たの
だった。
そして、「ああ、これが今の
時代のレベルで、こういう
のがバイクの達人扱いされ
る時代なのだなぁ」と私は
強く感じた。
全く料理もできないキャン
プのド素人芸人も達人キャ
ンパーぶったりバイクの通
みたいに扱われる筈だ。
建築ド素人の芸人が大工の
名人ぶって素人工事をやる
のが達人オーソリティーか
のように扱われて人気も出
る世の中だ。
また、二輪に関与するイン
フルエンサーにも同類が多
い、てか多すぎ。
走行中にハンドルは運転者
が外圧でインに切って曲が
るとか、まず肩から入れる
とか、道路標識も誤認して
いる二輪ド素人の中古車ブ
ローカーが教祖のように大
きな顔をしてるし、それに
同調する表面なぞりの見識
の低すぎるのが多数湧く。
世の中、誰が言おうと間違
いは間違いだ。
中味がスカスカで、透けて
向こう側が見えすぎている。

モーターサイクルの原理や
物理的な発生現象等は、シ
ャシやステムを設計製作す
る専門家でなくとも、多少
二輪車に詳しい者だったな
らば、基本事項と少しだけ
踏み込んだ理論解析などは
1980年代のライダーにはで
きていた。
その現象は、明確に正鵠を
射る人たちが何人もいて、
その人たちが伝え残す中味
いつの間にか正確性を確
したまま(ここ大切)広まっ
ていたから
だ。
発信者はレース関係者
や開
発者、元ライダーたちだっ
た。また、多くのライダー
たちも理解力を有していた。


現代。
社会全般的に知性が著しく
低下している。
そういう時代には自分の気
に入った事しか見ようとし
ない真の情報弱者として右
翼傾向を有する庶民が台頭
し、情報社会のツールが偏
頗に利用される事で親和性
を現出させる。
つまりオツムが良くない状
態に人民が陥ると、軒並み
頭が右へ倣えになるの
が古
来からの人間の脳なの
だ。
それは思想性を伴う社会性
の現象とは別に、個別の技
術系の正しさを勘案する場
合にも当てはまる。
要するに、正確で適切妥当
な事をきちんと把握理解し
ている人が減少→消滅する
に従い、周辺の大衆部分ま
でもが無知蒙昧の波に溺れ
るような社会現象を見せる
のである。人の世は。
そして、人的中味が非常に
話にならない程の低レベル
になる。
だが、その低レベルが低レ
ベルであると自覚できない
程の脳の働きになっている
ので、わけわからん事を思
考したり発想したり発言し
たり行動したりしても、全
くそれの如何について自己
検証したりする能力さえも
持ち合わせていない。
そうした傾向性が一部分だ
けでなく、社会全般として
発生、現出して蔓延する。

知を捨てる、知が消滅する
というのは極めて恐ろしい
事だ。


 


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