京都銀の支店ビルにホテル・コンビニ同居

諏訪和仁
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 京都銀行は14日、ホテルとコンビニが同居した河原町支店(京都市下京区)を開いた。以前はホテルなどに賃貸することは難しかったが、規制緩和で実現した。支店という資産の活用に道が開けたが、その地域に役立つことが条件だ。

 河原町支店ビルは、河原町五条にあり、10階建てで延べ床面積は5838平方メートル。1階はセブン―イレブンと駐車場で、2階に同行の支店が入る。3~10階は「HOTEL TAVINOS」で、7月30日にオープンする予定だ。

 開店式で、土井伸宏頭取は「この支店は全国的にも注目されていて、これを参考にいろいろな地方銀行が検討している」と述べた。

 従来、金融庁の「中小・地域金融機関向けの総合的な監督指針」により、銀行が建てたビルの大部分を他社に貸すことは事実上できなかった。銀行が不動産事業に力を入れ、経営に失敗した場合、本業の健全性が危うくなるためだ。

 しかし2017年、銀行業界から資産の有効活用を望む声が高まるなかで、指針が改定された。地域のニーズや地元からの要請があれば、銀行が持つ不動産の賃貸部分を柔軟に広げられるようになった。

 京都銀行は築50年以上経った旧店舗の建て替えで、土地の有効活用を検討。清水寺に近く、訪日観光客が増えていたことなどから、地元の自治体や商店街などの賛同も得て、ホテルに賃貸することを決めた。

 京都銀行の支店は、174あり、3分の1超の62店が京都市内にある。滋賀県内には14店あり、京都府外では大阪府内に次ぐ。支店網を見直す中で、賃貸収益が見込める地域では建て替えを進めている。河原町支店では、固定資産税や償却費で年間3千万円かかっていたが、建て替えによってホテルなどから賃料が入り、3千万円ほどのプラスになるという。

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