嘘の夢の話 4月21日
田舎の祖父母に家にいる。時刻は夕暮れ時で、テレビでは相撲中継が流れている。私は相撲に興味がないので漫画を読んだりしていたのだが、ふとテレビ画面を見ると、その時映っていた力士にどこか既視感を覚える。力士としてではなく私はこの人物を知っている、過去にどこかで会ったことがあると感じる。彼に関する記憶を呼び起そうと試みるが、彼が誰なのか、自分とどういう関係だったのかは思い出せない。
しかし、彼のことを思い出そうとすると心に浮かんでくる光景がある。彼と私はともに子供で、エレベーターに乗っているが、それは体感では縦ではなく横に移動している気がする。私がそのことについて話すと、彼も私の意見に同意する。こんな記憶だけが、まるで映像を見ているように鮮明に思い出される。この記憶が何なのか、本当に体験したことなのかはわからない。ただ私はそれを思い出すと、出会うべき親友にようやく巡り会えたような温かな気持ちになるのである。


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