嘘の夢の話 5月1日
洗面所の電球が切れかかっている。だが新しい電球を買いに行くのは面倒だし、そもそも電球ごときに金を使うのは馬鹿げているという考えが私の中にはある。そこで私はマンションの共用部分で使われている電球を勝手に取り外し、それを自宅の洗面所に流用する。電球に限らず、必要なものはこうやって補えばいいではないかと思い、みんなにも教えてあげようとまずは母に電話する。
私がその話をすると、当然ながら母はものすごく怒る。私もそこでようやくはっとし、なんて自己中心的な行動だったんだろうと思って自分でもびっくりする。私は自分の行動に我ながら腹が立ってきて、電話をしながら手元にあったペットボトルを思い切りぶん投げる。するとペットボトルは虚空に消え、代わりに受話器の向こうから何かが壁に激突する音が聞こえてくる。母は何もない空間からいきなりペットボトルが出現したと言っており、私はそれを聞いて「お大事に」と言って電話を切ってしまう。


コメント