嘘の夢の話 5月2日
クラスのガキ大将的なポジションだった子と校庭で遊んでいる。現実では私は彼にいじめられてばかりだったが、夢の中では普通の友達同士のように気兼ねなく遊ぶことができる。
私たちは追いかけっこをしているうちに、一軒の小さなイタリアンレストランにたどり着く。こんな場所に子供だけで入っていいのだろうかと思うが、彼はお構いなしに入店して奥の席を陣取る。私も恐る恐る彼について行き、その店のメニューの中で一番安い牛乳を注文する。
ふと彼の方を見ると、彼はいつになく真面目な表情でこちらを見つめている。「お前と初めて会った時も、こういう店に来たよな」と彼は言う。しかし私は過去に彼とレストランに来たことなど一度もない。以降も彼は思い出話らしいことを色々話してくるが、どれも身に覚えのないものである。何かがおかしいと思って周囲を見回すと、いつの間に私の隣にでかいゴールデンレトリバーが座っている。彼はずっと、私ではなく犬に向かって話していたのだ。私は途端に気恥ずかしくなって退席しようとするが、金縛りにあったように体が動かず、うっとりとした顔で犬に語りかける彼を延々眺める羽目になる。


コメント