了解です、話の流れを整理してみますね。以下の回答にはトランス差別発言が具体的に引用されるので、質問者さん以外の人で、そのような文章が読める精神状態にない方は開かないように気をつけてください。 なお、最初に申し上げておきますが、トランスミュージックの意味でトランスと言うこと自体は文脈が全く違うので、それは問題ないと思います。問題になるのは、トランスという言葉がトランスジェンダーへの攻撃や偏見の表明のために使われる場合です。トランスに関する基礎知識は、「はじめてのトランスジェンダー」というサイトも参考にしてください。

https://trans101.jp/

(ここから動画への言及が始まります)

あの動画では、石神さんが「あなたの当選したSwitch2って私のじゃないですか?」というような冗談を言い、社さんがそれに対して「トランス当選者」「勘違い」「思い込み」と笑いながら応じています。

このように、「トランス」であることが「思い込み」や「勘違い」である、と読み取れるような表現は、トランス差別に当たります。

なぜなら、トランスジェンダーのアイデンティティは「思い込み」や「勘違い」では絶対になく、本人の希望で動かせるものではないのに、多くの当事者は差別者から「そんなの思い込みだ、勘違いだ」という言葉で自分のアイデンティティを否定されていたからです。

トランス差別をする人の中で、実際に「トランス◯◯」という言葉が揶揄として使われることがよくあります。◯◯の中には、たとえば「神」といった、差別者の間で「人間には到底なり得ないもの」と考えられている概念が入るのです。

「私のアイデンティティは神だと私が言えば、それが通用するんでしょう?なら私にお賽銭をしてよ(それが不可能なことが自明なように、生まれたときに「男性」に割り当てられた人が「女性」に「なる」こともありえないでしょう?)」みたいな感じですね。

海外でも、「自分のアイデンティティは攻撃ヘリだから、爆撃することを許してほしい」というような嘲笑がミームになりました。繰り返すようですが、実際にはアイデンティティとはそのように単純なもの、自分の意志ひとつだけで自在に変更しうるようなものではなく、以上のような言説はすべてトランスの存在を棄却するために行われています。

社さんの「トランス当選者」も、石神さんの「当選者になれないのに無理やり当選者になろうとしている」という状況を、極めて有害なトランスへの不見識に基づいて茶化すものだと言えます。今、トランスの人たちはアイデンティティや存在ごと否定されるようなひどい差別に晒されていますから、それを容認・助長する発言が公になされること、それを公的な機関や企業がスルーすることによって、多くのクィアが傷つくのは当然です。よって、少なくとも発言は謝罪・撤回されるべきだと、私は考えています。

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