「コメをじゃぶじゃぶに」備蓄米放出で銘柄米が値下げ?“買い控え”に利益下げてでも…突如 店先に並び始めた銘柄米「2カ月もすれば古米」
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価格の安い備蓄米が店頭に並び始める中、「銘柄米」を値引きする店も出始めています。 銘柄米だけを取り扱う、スーパーマーケットセルシオ和田町店。店頭に並ぶ千葉県産の銘柄米には、「本体価格より10%引き」の文字が。 【画像18枚】「コメをじゃぶじゃぶに」備蓄米放出で銘柄米が値下げ?突如 店先に並び始めた銘柄米 スーパーマーケットセルシオ和田町店 久保田浩二さん: 早々に先週の金曜日(6月6日)からは、少し値引きの販売というものを始めさせてもらいまして。5%引きでの販売をさせてもらって、週が明けて月曜日(6月9日)には10%引きに値引き幅をあげて販売をしている。 政府の備蓄米の随意契約の商品が、大手さんを中心に本当に安く販売できる商品が、店頭に並び始めたというところで、当店での購入というところに少し“買い控え”というような現象が起きてしまいまして。 安価な備蓄米の影響か、銘柄米の売れ行きが鈍くなったため、利益を減らしてでも値下げに踏み切ったといいます。 スーパーマーケットセルシオ和田町店 久保田浩二さん: たったいま最後(の1袋)が売れたというところで、一応、ホッとしました。 やはり精米日が古いものがずっと残るのはどうかなと。最悪、あす、あさっても残ってしまっていたら、もう2割引まで値下げ幅を上げてでも販売しようと思っていたので。 スーパーの銘柄米にまで及びつつある“コメ価格 下落の波”。その余波は、“街のお米屋さん”にまで広がりを見せています。 横浜市にあるコメ店「農家産直米すえひろ」では、玄米をその場で精米し販売していますが、群馬県産・無農薬のコシヒカリが、1kg1700円から1400円に値下げされていました。 農家産直 米すえひろ 荒金一仁代表: ちょうど5月の25日ごろからですか、やっぱり米価が下がらなくて右肩上がりをしておりましたが、この先の予測では全体的に米価は下がってくると思われますので、(現在)5kgで平均4200円ぐらいだと思われますけど、やはり3000円台実現してくると思うんですね。ですから、そう考えると高い方のお米は売りづらいと。 “コメのプロ”であるコメ店の店主すらも、「随意契約の備蓄米は銘柄米の価格に影響を及ぼす」と考え、随意契約が始まる直前から値下げに至ったといいます。 店頭に並ぶ“銘柄米”の価格に影響を及ぼしている備蓄米。 さらに、6月11日から追加での受付が始まったのが、「2021年産の備蓄米 “古古古米”」の随意契約の申し込みです。これまで買い手が付かなかった分も加えた、約12万t分を放出します。 農林水産省は、11日午後5時時点で98社から約4.2万tの申請があったと発表。流通大手の「イオン」は、5000tを申し込んだことを明らかにしました。 小泉進次郎農水相(44): やはりニーズが非常にあるなという印象です。できる限り店頭に早く並べていただけるところに、早くこの随意契約米が届くように省内の作業も加速をしたい。 小泉農水相は、今後21年産の古古古米の受付終了後に、20年産の「古古古古米」10万tの放出を予定しています。