前回の記事では、GrapheneOSの導入方法と
導入直後にインストールすべき基本アプリについて解説した。
今回は「前回のアプリ郡に加えて」更に利便性を高めるためのアプリを紹介する。
完全な匿名化ではなく、「脱Google」に焦点を当てた実用的な構成を意識した。(AuroraStoreに存在しないアプリは注釈を入れている。)
推奨アプリ一覧と解説
システム
Accrescent
GrapheneOSにプリインストールされている
「App Store」からダウンロードできる新興アプリストア。
安全性と透明性に配慮したアプリが入手可能。(アプリ数そのものは少ない)。
後述のironfoxはAccrescentからダウンロードする。
ツール
Collabora Office
オープンソースのOfficeアプリ。WordやExcelファイルの編集・閲覧が可能。
Magic Earth
プライバシーを重視したナビゲーションアプリ。
Google Mapsの代替として。オフライン地図にも対応している。
Proton Mail
スイス発のエンドツーエンド暗号化(=通信内容を第三者に読ませないための暗号化)
メールサービス。Gmailに代わる選択肢として。
Simple Text Editor
軽量でシンプルなテキストエディタ。ちょっとしたメモに便利。
F-droidからもダウンロード可能。
インターネット
ironfox
Firefoxベースの軽量・改良ブラウザ。
よりプライバシー保護に特化しており、トラッキング対策や広告ブロックが
初期状態で強化されている。
Firefox系のインターフェース(=画面の構成や操作感覚)に慣れている
ユーザーにおすすめ(個人的にはVanadiumとBraveがあれば十分ではある)。
前述のAccrescentから入手可能。
NewPipe
YouTubeの動画を広告なしで視聴できるアプリ。
アカウント不要。F-droidからダウンロード可能。
PipePipe
NewPipeからフォーク(独自発展)した動画視聴アプリ。
YouTube以外にniconicoやBiliBiliの動画視聴も可能。
こちらもF-droidからダウンロードする。
プライバシー・セキュリティ
Mullvad VPN ※有料
匿名性に特化したVPNサービス。アカウント登録不要で利用できる。(最大5台まで)
Orbot
Android端末をTorネットワークに接続できるアプリ。匿名性を高めたい場合に有効。
メッセージ
Session
電話番号不要で使える分散型メッセンジャー。
匿名性とプライバシーを重視した通信が可能。F-droidからもダウンロード可能。
ストレージ
MEGA
エンドツーエンド暗号化に対応したクラウドストレージ。
Google Driveの代替として推奨される。※無料版は20GBまで
音楽プレイヤー
Fossify Music Player
オープンソースの音楽プレイヤー。F-Droidからも入手可能。
このように、Googleに依存せずとも
快適にスマートフォンを活用できるアプリ構成は十分に実現可能である。
ある程度の利便性も考慮したため匿名性を追求する構成ではないが、
脱Google(脱Apple)生活の第一歩としては非常に実用的だろう。
次回は、GrapheneOSの「プロファイル機能」について詳しく解説する。
用途別に環境を分けたい方は、ぜひご期待いただきたい。