表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
84/265

八十一話 味噌汁 ※


「いとできたよ」


 ネイアが俺を呼びに来た。ネイアの部屋に行き、いつものとは分けられた場所にある糸を確認すると、確かに成分にドラゴンのソレが含まれていた。


「おおっ、よくやったな」


 ネイアの頭を撫でる。するとネイアは頭を手に擦りつけてきた。可愛い。紫色の髪もサラサラとしていて手触りがいいな。


「ごほうび、ちょうだい」


 ネイアが服を脱いでいく。またか、と思ったが俺としても魅力的な美女を抱けるのは嬉しいので相手をする事にした。精力増強と身体強化の魔法を発動する。身体強化は、少々ネイアとのそれがハードだからである。一応ミスリル級の魔物だしな、しかも強化されている。


 曝け出されたネイアの美しい裸体を見ながら、俺も服を脱ぎ始めた。よし、頑張るぞ。



 エルフの自治区近くに住んでいる妖精達の長に念話で連絡し、菓子を持っていく。今回は各地の市販の色んな菓子も持ってきた。さらにザックさんの店で貰ってきたアイスクリームなんかや、ナシェルがウチの商会で作らせている菓子なんかもある。


「「「お菓子〜!」」」


 アリシアさんの実家に着くと、すでに妖精が集っていた。大きめのテーブルを取り出し、菓子を並べていく。するとやはりというか猛禽類のように妖精達は菓子に集っていた。


 一通り食べ終えたらしい妖精達の長が声をかけてくる。


「ご苦労様です。前に来た時より今回は豪華ですね」


「あの種族を変える魔道具にマギーが喜んでまして」


「ほお、それは良かったです。それでこんなに豪華になるのであれば、貸した甲斐もありますね」


「本当便利ねコレ、おかげで妖精のままだったら味わえなかった楽しみがたくさん増えたわ」


「昔妖精の女王が気まぐれで生産させて、各地の妖精にお配りになったものです。大事にお使いなさい」


「もちろんよ。それでね、聞きたい事があるんだけど」


「何でしょう」


「(ゴニョゴニョ)」


「ははぁーん、なるほど。古くはそういった妖精もいたとは聞きますから特に問題はないのでは?」


「そ、そう。ならいいわ」


 マギーがこちらをチラチラ見ながら顔を赤くしている。なんだろう。


「実が成った後に変化が解けるとどうなるかまではわかりませんがね」


「そ、そう、じゃあ気をつけないとね」


「不用意に取れないようになっていますし、魔道具自体も頑丈ですから、まあ意図的に外さないかぎりは大丈夫でしょう」


「なら少し安心ね」


 何の話をしていたのかは分からないが、まあ特に何か問題がある訳でも無さそうだ。


「そういえば最近女王が人に紛れて、巷で話題の菓子を食べ歩いているという噂を聞きましたね。もしかしたら、あなたが開発したというこれらかもしれませんね」


「そうだったら嬉しいですね」


「もしそれを女王が聞きつけたら、貸与ではなく、普通に褒美として取らせておくように、と仰るかもしれません。それとなく伺いを立てましょう」


「お、じゃあお願いします」


「承りました」


 その後しばらく妖精達が菓子を食べ尽くすのを眺め、エルフ達と取引をしてから帰った。


 各地の特産品にエルフ達も喜び、色んな野菜や果物や酒なんかを置いて行った。後は米と味噌と醤油と豆腐。


 ちなみにエルフの酒はメープルシロップのような樹液や花の蜜や蜂蜜を日本酒にブレンドしたような少し甘ったるい感じの酒だ。俺は特別好きではないが、女性陣は好きらしくよく飲んでいる。ナイトメアもンマイと言っていた。



「え? 今日はマギーが味噌汁を作ったのか?」


「アリシアに習ったけど、どう?」


「普通に美味しいけど、どういう風の吹き回しだ?」


「あんたがなんとか言ってたじゃない、毎日味噌汁を飲むのがどうとか」


「ああ、君の味噌汁を毎日飲みたい、みたいなアプローチか」


「それよ。で、どう?」


「? まあ毎日飲んでも悪くないんじゃないか? 出汁も効いてるし」


「そ、そう。よかったわ」


 マギーがちょっと挙動不審である。


「美味しいですね」


「悪くない」


「よくできてますよ」


「シミジミスル」


「おいしい」


 他の皆にも好評のようだ。それを聞いたマギーは少しドヤ顔をしていた。



「まさかとは思ったが」


「わたしがあんたを好きになったらおかしいわけ?」


 お風呂に皆で入ってから、何故かマギーと二人きりにさせられたから何事かと思ったら、マギーに告白された。


「いつからなんだ?」


「財布とポーチを買ってくれた時から少し、チョコレートを食べた時にやっぱり好きかもって再確認したわ」


「いやまあ少しずつ仲良くなってる感じはしたから、俺も少しはそうなのかな、とは思っていたけどな。マギーが素直に告白してくるとは思わなかったよ」


「それだといつまで経っても先に進まないじゃない。手を出してくるかと思っても来ないし」


「それで最近はシーラの部屋で妖精状態にならないで寝てたのか」


「あの娘に聞いたら自由に使っていいって言われたからね」


「なるほど、で、手を出してもいいと?」


「い、いいわよ。他の皆に聞いてどんな事するのかも聞いてるし」


「じゃあ美味しくいただこうかな。寝室に行こうか」


「うん」


 マギーに薬を飲ませ、誰もいない寝室に向かい、二人で服を脱ぐ。マギーは恥じらいながら一枚ずつ服を脱いでいき、今は顔を真っ赤にして体をくねらせて恥ずかしがっている。風呂では少し照れてるぐらいだったけどな。


「やっぱりマギーは可愛いし綺麗だな、妖精の頃からそう思っていたけど」


「あ、あなたも、その、悪くないわよ」


「ありがとう。房中術の訓練がてら、できるだけ優しくするからな」


「あ、それもあったわね。私も余裕があったら試してみるわ」


「よろしく」


 マギーを抱きしめてキスをすると、さっき食べていたのかチョコレートのような味がした。景気付けに食べていたのかな。

ノクタ更新しました。マギーとの一夜。

この世界のチョコレートは媚薬効果が多少あります。

もともと仲良くなっていたのを後押しする形ですが。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
評価いただけると励みになります。
ポチッとよろしくお願いします。
⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎←クリック

活動報告

カクヨム版

ノクタ版 ※R18

ランキングタグ ※クリックすると一票入ります。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。