ワクチン接種4割のロシア プーチン大統領が3回目公開しアピール
モスクワ=石橋亮介
ロシアのプーチン大統領は21日、新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種を受けたと明らかにした。ロシアはワクチン接種率が低く感染が広がり続けていることから、大統領の追加接種を公表して、国民に接種を促す狙いがあるとみられる。
タス通信によると、接種したのは、世界初の新型コロナワクチン「スプートニクV」を作った国立ガマレヤ疫学・微生物学研究所が開発した「スプートニク・ライト」。5月に承認された4種目の国産ワクチンで、1回の接種で十分な効果があるとされる。
プーチン氏はこの日、同研究所のログノフ副所長と会談し、「あなたたちのすすめに従い2時間前にスプートニク・ライトを接種した。体調に問題なく、何の異常も感じない」と述べた。プーチン氏は3~4月にスプートニクVを接種したが、当初はワクチンの種類を明らかにせず、国民の不信感を招いていた。
ロシアの新規感染者は10月中旬から連日3万人を超え、19、20日は2日連続で過去最悪の1254人が死亡。一方で、ワクチン接種を終えた人は約5870万人で、人口の約4割にとどまっている。