検査見落としでがん 2人死亡 市立医療センター西市民病院

神戸市は、市立病院で4年前と去年に受診した2人の患者について、がんの疑いを見落としていたと明らかにしました。
2人はその後死亡したということで、病院は遺族に謝罪するとともに再発防止に努めるとしています。

これは、2日、神戸市長田区の市立医療センター西市民病院が会見で明らかにしたものです。

それによりますと去年(2024年)9月、腹部の大動脈瘤の経過観察をしていた70代の男性患者に対し、CT検査を行い、その結果には肺がんの可能性を示唆する記載があったものの、主治医が見落としていたということです。

男性はその後呼吸が苦しいと訴え3か月後に改めて検査した結果、肺がんと診断されましたが、すでに症状が進行し手術が難しい状態で、ことし2月に死亡したということです。

また、4年前に耳鼻咽喉科を受診した60代の男性患者に対しても、十分な検査が行われず、3年後の検査で甲状腺乳頭がんが見つかりましたが、すでにがんが進行していて、その後、死亡したということです。

病院はいずれの事案についても適切に対応していれば積極的な治療が行えた可能性があるとして、遺族に対して医療ミスだったことを伝え謝罪するとともに、検査結果の確認を徹底するなど再発防止に努めるとしています。

中村一郎 病院長は「病院として極めて重大と受け止めている。患者や家族の信頼を裏切る結果を招き、心からおわびします。深く反省をししっかりと再発予防を講じたい」と話しています。

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