この春に歴史の幕を下ろす横須賀市立走水小学校(同市走水)で29日、閉校イベントが開かれた。豊かな自然に囲まれ、「日本一海が近い学校」として知られる同校。在校生や卒業生、地域住民ら約千人が参加し、創立から151年にわたり親しまれてきた学びやとの別れを惜しんだ。
少子化による学校の小規模化や施設老朽化で、4月に馬堀小と統合される走水小。「ありがとう走水小学校」と銘打ったイベントは、思い出に浸りながら感謝を伝える場を作ろうと、同小PTAと走水町内会が主催した。
開放された校内には、学校の歴史をたどるコーナーなどを設置。水平線を見て視力を良くするという“伝統”の「遠方凝視」も実施され、来場者は校舎の廊下から東京湾を眺めていた。
卒業式を終えた6年生は馬堀小に設置した記念工作「未来へつなぐモニュメント」に添えるボードを制作。来場者は指先に塗った絵の具で「押印」し、新校への思いを形にした。6年の五十嵐花さん(12)は「いろんな卒業生と交流できて歴史を感じた」と笑顔で語った。