福島第一原発 空になった処理水保管タンクの解体始まる

東京電力福島第一原子力発電所で、処理水の放出に伴い空になった一部のタンクの解体が14日始まりました。処理水の保管タンクが解体されるのは、放出開始からおよそ1年半で初めてです。

福島第一原発では、汚染水を処理したあとに残るトリチウムなどの放射性物質を含む処理水が1000基余りのタンクに保管されていて、東京電力はおととし8月から、基準を下回る濃度に薄めたうえで海に放出しています。

放出に伴って保管用のタンクの一部が空になり、東京電力は14日解体を始めました。

解体されるタンクは直径およそ9メートル高さがおよそ12メートルの円筒型で、14日は1基目の天板を大型のクレーンで取り外す作業が行われ、現場では作業員が拡声器で声を掛け合いながら慎重に作業を進めていました。

処理水の保管タンクの解体は、放出開始からおよそ1年半で初めてで、東京電力は新年度までに12基を解体し、跡地には2030年代に始めるとしている核燃料デブリの本格的な取り出しに関連する施設を整備したいとしています。

東京電力福島第一廃炉推進カンパニーでタンクの運用を担当する、前城直輝グループマネージャーは「廃炉では敷地の確保が課題となっているので、次のステップに進むうえで重要な作業だと考えている。一つ一つ手順を検証しながら、安全最優先で解体を進めていきたい」と話していました。

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