八潮で道路陥没 ダンプカー転落  男性の救助難航

 28日午前、八潮市で道路が陥没し、ダンプカーが転落しました。

 運転手とみられる男性1人の救助活動は難航し、発生から11時間以上たった現在も続いています。

 28日午前10時前、八潮市の県道の交差点で「道路が陥没してダンプカーが落ちた」と目撃者の男性から110番通報がありました。

 警察や消防によりますと、ダンプカー1台が陥没してできた穴に転落し、運転手とみられる男性1人の救助作業は発生から11時間以上たった現在も続いています。

 男性は当初、救助活動をしている消防隊員と会話ができる状態でしたが、現在は呼びかけに応じていないということです。

 穴の大きさは幅がおよそ10メートル、深さはおよそ6メートルとみられています。

 現場はつくばエクスプレス八潮駅から北におよそ1.5キロの場所です。

八潮で道路陥没 下水道管破損が原因か

 八潮市で県道が陥没したのは、道路の下を通る下水道管が破損したことが原因となった可能性があることが県への取材で分かりました。

 大野知事は28日の定例会見の冒頭でこの事故にふれ、下水道法に基づき、さいたま市と川口市の一部、それに春日部市の全域など12の市と町に使用制限を依頼したと発表しました。

 およそ120万人が下水道の使用制限の影響を受けるとしています。

 県によりますと、県道の地下およそ10メートルにある中川流域下水道管が腐食して破損した部分に土砂が流入し、地中に空洞ができたとみられ、その上を車両などが通ったことで重みに耐えきれず陥没した可能性があるということです。

 県は、取り残されている男性の救助が終わり次第、原因を詳しく調査し、応急工事を始める方針です。

 県下水道事業課は、土砂を撤去して下水の流れを確保できるまで、洗濯や風呂の使用を控えるよう協力を呼びかけています。

県内で火事相次ぐ 男性2人死亡

 県内で火事が相次いでいます。

 27日から28日にかけて東松山市とさいたま市見沼区で、住宅が全焼する火事があり、男性2人が死亡しました。

 27日午後10時前、東松山市幸町の住宅から「火と煙が出ている」と近くに住む男性から119番通報がありました。

 警察によりますと、火はおよそ4時間後に消し止められましたが、木造平屋建て住宅1棟が全焼し、焼け跡から男性1人が遺体で見つかりました。

 警察によりますと、この家には川村孝治さん(46)が1人で暮らしていますが、火事のあと、連絡が取れなくなっているということです。

 警察は、遺体は川村さんの可能性もあるとみて、身元の確認を進めるとともに火事の原因を調べています。

 また、28日午後0時15分ごろ、さいたま市見沼区で木造2階建て住宅が全焼する火事があり、焼け跡から、この家に住む山井良夫さん(87)が遺体で見つかりました。

 警察は火事の詳しい原因を調べています。

訓練生が空調業界を学ぶ交流会

 エアコン設備の工事や整備など空調システムを学ぶ訓練生が、現場で働くプロから業務の内容や働き方を学ぶ交流会が、上尾市で開かれました。

 この交流会は、空調業界の現場について理解を深めてほしいと、県冷凍空調工業会が企画したもので、県立中央高等技術専門校と川口高等技術専門校の空調システム科に通う訓練生31人が参加しました。

 企業側が商業施設の空調管理は、利用客がいない夜間に作業していることや、少子化に伴い現場で働く若手社員が減少していることなどを説明しました。

 訓練生は、大手企業と地元企業の違いを質問するなどして空調業界への理解を深めていました。

西崎キクの生涯をたどる特別展

 90年前、日本で初めて女性パイロットとして海外飛行した上里町出身の西崎キクの生涯をたどる特別展が、上里町役場で開かれています。

 小学校の教員を務めていた時に、飛行機のテスト飛行に遭遇したのを機に飛行士を志した西崎キクは、日本人初の水上飛行機の女性パイロットとして1934年、羽田から当時の満州・新京までの2400キロ余りを飛び、海外飛行を成功させました。

 会場には、水上飛行士になったキクが、1933年に郷土を目指して飛行した際に乗った一三式飛行機が展示されていて、歓迎式ではキクの姿を一目見ようと、10万人以上が集まったと伝えられています。

 「白菊号」は、キクが14日間かけて海外飛行を成功させた時に乗ったプロペラ機で、日本人初の女性パイロットとして偉業を成し遂げました。

 また、企画展では従軍飛行士を志願し却下されたキクがパイロットを諦め、開拓団として満州に渡ったあと、苦労の末、戦後帰国し、農業や教育の分野で活躍するなど、波瀾万丈の生涯を紹介しています。

 この特別展は、上里町役場で1月30日まで開かれています。