表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者の嫁になりたくて ( ̄∇ ̄*)ゞ  作者: 千海
3 ゴースト・ハウス
21/267

3−1



「すまない。火種を貸してもらえないか?」

「あ、はいー。どうぞ。付け方わかり…ますかね?」

「あぁ。“着火男”だなんて珍しいものを持ってるな」

「えぇまぁ。“着火女”とどっちを買おうか迷ったんですけど、故郷の思い出があるので…」


 背後から声をかけられ火種グッズを渡そうと振り返ったところで、私は顔の造形がえらく整った牛乳紅茶色(ミルクティー)な御仁にギョッとして、あやうく声が消えかけた。気を取り直し“着火男”という名のついた製品を渡すと、その人はそれを興味深そうに手の中で転がした。

 いやはやまったく。

 改めてここが遠い記憶と余りにもかけ離れた世界なのだと思い出す。

 ツヤツヤのミルクティーに焦がしキャラメルを配置した大層な男前。勇者様と同じベクトルの匂いがするが、配色如何でこうもタイプが違って見えるのかと感心する。


 *.・*もはや後光を纏ってる域だわー*.・*


 この世界の美形上限ってどうなってるんだろう、と物思いにふける私。

 名前をベルリナ・ラコットという、ごく普通の18歳。


 ・

 ・

 ・

 ・

 ・


 えぇと…。

 既にご存知かもしれませんが、容姿→凡庸、性格→至って正常、なごくごく普通の女子なのですが…。


 実は私、異世界からの転生者。記憶もそのまま持ち越しです。

ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
いいねで応援
受付停止中
ポイントを入れて作者を応援しましょう!
評価をするにはログインしてください。
感想は受け付けておりません。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
作品の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。