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フォークシンガー・小室等 〝ラブ〟は外せない「歌の力はすごい…人を救うことができる」 7年ぶりオリジナルアルバム「lovesong」リリース

フォークシンガーの小室等=11日、東京都新宿区市谷田町(酒巻俊介撮影)
フォークシンガーの小室等=11日、東京都新宿区市谷田町(酒巻俊介撮影)

「歌は、自分の人生の先を照らしてくれる水先案内人かな。齢80を超えて、もう息も絶え絶えですけど、なんとかこう生きていけるのも歌があるからなんですよね」

フォークソングのレジェンドはそう話すと静かにほほ笑む。彼の歌声は穏やかだ。どこまでも穏やかだ。だが心の奥底に刺さってくる。

約7年ぶりとなるオリジナルアルバム「lovesong」(キング)をリリースした。それにしても、どストレートなタイトルだ。

「僕らが1960年代に海外から輸入されたフォークソングに飛びついたとき、まず出合ったのが〝ラブ〟という言葉でした。ボブ・ディランにしても、誰にしてもラブという言葉抜きにはありえなかったの。ラブの隣には反戦歌やプロテストソングもあったけど、やっぱり光っていたのはラブって言葉。だからアルバムタイトルにその言葉が出てくるのも、何の不思議もなかったね」

書き下ろしから再録音したものまで全11曲、さまざまな〝ラブ〟の形が描き出されている。詩は別役実や唐十郎、永六輔といったそうそうたる顔ぶれが並んでいる。

その中の1曲、「見えない配達夫」は詩人・茨木のり子の詩に自身で曲をつけた。

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