氷河期世代の財布の紐は固い
永濱:2009年にアメリカで発表されたある論文によると、各世代のお金についての価値観は、その世代が社会に出た時代、具体的には18歳から25歳までの経済環境に一生左右されるそうです。ジュリアーノとスピリンベルという2人の経済学者の連名で出された論文です。
エミン:その論文は私も読みました。
永濱:この説が正しいとすれば、今後どんなに景気が良くなっても、氷河期世代の財布の紐は緩まないことになります。
なお、大和証券の木野内栄治さんによると、この傾向は新NISAでも見て取れるそうです。
新NISAに一番積極的なのは、アベノミクス以降の株が上がっている局面で社会に出た20代から30代前半ぐらいの世代だそうです。あとは50代後半以降のいわゆるバブル世代も積極的なようです。
一方、給料が下がっている氷河期世代は新NISAでのシェアが下がっているそうです。世代ごとのお金の価値観は、消費だけでなく投資にも影響するようです。