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ayakonishihara
軽くて綺麗で本当に
私たちが副詞的に扱う「絶対」だとか「本当」だとかって言葉に効力なんてまるでない。
その瞬間、その目的のためだけに、吹けば飛んでしまうような軽い言葉を用いてしまう。
軽い言葉は綺麗だな。
だけどほとんどの場合、その軽さに意図はなくて、疾しさなんてなくて、その瞬間その軽い言葉は、本当に絶対だったんだ。
君の目は宙を泳ぐことなく、ただ私をまっすぐに見つめている。
頭の中では無数の言葉が主張して、私はいつも相槌を間違える。
私のくだらない感性は、いつも君と私をくだらなくする。
私が扱った「本当」は風に飛ばされてどこかへと消えて、君が用いた「絶対」は霧のように視界だけを歪ませてまたどこかへと消えた。
君はそんなことにも気付かないから、危うく愛してしまいそうになる。
綺麗な何かを見ていたいけど、
できるだけ綺麗な私でいたいけど、
綺麗なものは怖いから、綺麗なものは軽いから。
いま私が知る綺麗なものの呼称なんて、きっと1つしかない。
私はこれから何を見て、何を愛せば、
綺麗なものに怯えずに生きていけるんだろうか。


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