JR東海が2027年に東京―名古屋間で開業を目指すリニア中央新幹線について、神奈川―山梨間で先行して開業させる方針を断念したことが29日わかった。大深度地下での工事期間に余裕がないうえ、運行管理システムの構築も間に合わないことが主な理由。リニアを実際に運行させて、運営ノウハウを蓄積することができなくなった。
先行開業は昨年1月、JR東海の葛西敬之会長が名古屋市内の会合で「リニアの部分開業は既定路線。神奈川―山梨間が適当だろう」と発言したことで表面化した。
だが、その後、実現性を検討したところ、神奈川―山梨間は市街地が多く、深さ40メートル以上の「大深度地下」でのトンネル工事は長期化が見込まれることが判明。先行開業できるほど、工事期間に余裕が無いことが分かった。
リニアは運転士が乗らず、運行管理は遠隔地の指令所で行う。指令所のシステムには最新技術を導入するため、整備に時間がかかるという。(信原一貴、田中聡子)
200系新幹線や近畿地区の183系、東海地区の117系など、さまざまな国鉄型車両が引退する…
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