勝つなら真似より差別化【後編】

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前回の記事で、
新規参入者が、
『差別化』をして
既に人気のある者に
どうやって『勝つ』のかについて話しました。

meetupというアプリで
英会話イベントを
大阪と奈良で行い
対照実験をした事を話しましたが、
大阪のイベントプロジェクトを撤退し、
奈良一本で
毎週イベントを1年以上していきました。

すると、
meetup上で
上位に掲載してもらえるようになり、
奈良では一番人気のあるイベントになりました。

しかしそこから
次は
奈良で英会話イベントをしたら
人が集まると思う人も増えてきて、
奈良に英会話イベントでの
新規参入者がどんどん増えてきました。

奈良の英会話イベント主催者としては、
『追われる』立場になりましたが、
そこでの
また失敗例と成功例を今回は話していきます。



失敗例

ある日、meetupのアプリを見ると、
私のイベント名である
奈良でカフェ英会話★international event in Nara: Near and Dear
とかなり似たイベントを見つけました。

あれ、自分のイベントかな?
と思ったのですが、
これは新規参入者が
私のイベントの『真似』をしていたのでした。

その当時の私は、
大阪での『真似』をしての失敗と
奈良での『差別化』をしての成功から
差別化の一辺倒でした。

なので、
新規参入者が真似をしてきたら
また差別化をしようとして

meetup上の設定を
publicからprivateにしたり、
イベント時間を早めたり、
イベント内容を変えたり、
徹底的に被らないようにしてきました。

しかし
それが間違いでした。

新規参入者に真似をされて
既に人気のあるこちらが変えてしまうと、
結果的に違いが生まれて
違いが生まれてしまい、
結果的に『差別化』を生み出してしまいます。

また、
こちらが本来のやり方や方法を変える事で
こちらがまた一からのやり方を模索する
『新規参入者』のように
新しい参加者には見えてしまいます。

これらの私の取った失敗行動から
新しく参加する人が大幅に
新規参入イベントに流れてしまった時期がありました。

そこで初めて私は、
『差別化』というのは新規参入者が使う技であって、
既に人気のある者はリスクを負う原因になる事を
身をもって学びました。



成功例

ここからの成功例は
私の子供っぽい感情が
結果的に良かった
というモノになりますが、

新規参入者に徹底的に
真似された
パクられた
と思った私は、
目には目を歯には歯を
という事で
徹底的にその新規参入イベントの
『真似』をしにいきました。

今思うとすごく幼稚に聞こえますが、
イベントの場所も
イベントの時間も
イベントのmeetup上の内容も
コピペをするように真似をしていきました。

すると
ある変化が起きました。

今まで新規参入イベントに流れていた
新しい参加者が
全て私のイベントに参加してくれるようになりました。

新しい参加者の人と話す機会があり
なんで
同じイベントが
同じような時間にあるのに
『こちらに参加していただいたのですか?』
と理由を聞くと、
私のイベントの方が

グループの人数も多くて長く運営してたから
安心できると思って

と言われていました。

ここで私はハッとしました。
大阪で私がやっていた事、そのモノだったからです。
もともと人気のあるイベントの真似をしていても

グループの人数も多くて、運営している期間も長い
イベントと
グループの人数も少ない、運営している期間も短い
イベントの
二つがあった時に、
新しい参加者が安心して選べるのは
前者の方なんです。

なので、
私は気付きました。

グループ人数が多い、運営している期間が長い
という事は、ある程度信頼を得ている証拠であり、
同じようなイベントが二つ並んだ時に
選ばれるのは
もともと人気のある方なのだという事を

そして新規参入者と戦う時に取るべき行動は
『真似』をする事だという事を

そこからは新規参入者から
パクリにパクってきました。

新規参入者が時間を早めたら、
こっちも時間を早めて
新規参入者が季節のイベントをするなら、
こっちも季節イベントをして
新規参入者がSNSに力を出したら、
こっちもSNSを上げまくる
新規参入者が外国人を無料にしたら、
こっちも外国人を無料にする

というある意味
こちらは何も新しい事を考えずに
ただ単に『真似』をし続けました。

すると、
新規参入者は
参加者がいないと運営ができないので
どんどん消えていきました。

『真似』をしていく事で
新規参入者の
『差別化』を全て無効化できるのです。

自分で
客観的にこの記事を読み返していると
人間的にはどうなのか
とは思いました。

しかし、
マーケティング面で『勝つ』事を忘れると、
新規参入者にどんどん
シェアを
参加者を
居場所を
奪われていきます。

大阪のように大きいパイなら
小さいシェアを取っても、
もともとの母数が大きいので
運営していけます。
しかし、
私は
奈良のように
もともと英会話に興味のある人の
母数の小さい場所でイベントを始めました。

みんな人気のイベントになったらな、
と考えていると、
気付いたら自分のイベントの参加者が
いなくなるかもしれません。



失敗例(新規参入者の)

追ってくる新規参入者の中にも、
『差別化』をしているイベントが沢山ありました。

みんなで英語でボードゲーム
英語でスピーチ大会
映画をみんなで見て感想を英語で言ってみよう

のようなイベントがありましたが、
これらは
私は『真似』をしませんでした。

なぜかというと
参加者が求めていない事だったからです。

英会話イベントに参加したい人は
英語で『会話をする』事に価値を感じて参加しています。

ボードゲームイベントに参加した人に感想を聞くと、
ボードゲームは楽しかったが、英語で会話はほぼしていない
英語でスピーチ大会に参加した人は、
スピーチを聞く時間が長くて会話をしていない
映画を観るイベントでは、
家でも映画を観れたし、もっと会話をしたかった

という声を多く聞きました。

このように参加者が求めていない『差別化』は
逆効果なんだな、
と反面教師として学ばせてもらいました。



最後に

楽しそう、という理由で
イベントを主催する事を始めましたが、
思ったより多くの事を学ぶ事ができました。

個人的な感想として、
今回私が学んだ事は
ビジネスとしても使われているのではないかと思います。

大手英会話学校に働いていた時に、
新規参入英会話学校のリサーチを
毎月マネージャー陣営がしていました。

その時には、
小さい英会話学校のしている事を
なぜ大手英会話学校が気にする必要があるのか?
と思っていました。

そして、
その新規参入者として
英語コーチング会社が多く増えた時に
大手英会話学校はあぐらをかいて
コーチングなんて
と『真似』をするのが遅れた事で
沢山の生徒さんが
英語コーチングに流れていたのも
実際に見ていました。

もし、
この記事を読んでいただいている方が
何か新しい事を始めようとしているのなら

『上達』する為には『真似』をする
『勝つ』為には『差別化』する
ある程度、地位を確保したら
そこからは
新規参入者から『真似』をして
新規参入者の『差別化』を無効化していく
事を心がけていってください。

私の犯した間違った段階で
『勝つ』為に『真似』をするミスだけは
しないようにしてください。

最後までこの記事を読んでいただいてありがとうございました。
TARO