2015年頃のウイスキーブームに乗るかのように、翌年から全国各地でウイスキー蒸留所が建設され、2020年代に入ってそれらの蒸留所からシングルモルトウイスキーが発売されました。
しかし皆さんは、そのうちどれだけのボトルを飲んだでしょうか。
私自身も、ここ最近登場した国産のクラフトウイスキーはほとんど飲んでいません。
というよりも、大半のボトルが1万円オーバーと、3~5年熟成にしては値段が高すぎて手にできないのが正直なところです。
地元北海道の東部、厚岸蒸留所のウイスキーも、200mLの3年熟成ウイスキーはなんとか手に入れられたものの、その後のフルボトルの品が軒並み1万円オーバーで売られています。
なんとかフルボトルで飲めたのは、広島のサクラオブルワリーアンドディスティラリーが製造する桜尾シングルモルトくらいです。これも6600円ほどですから、それなりのお値段です。
そもそも、ここ最近にできた蒸溜所においては、規模が小さく、蒸留できる原酒自体が少ないのも大きいですが、それでもクラフトウイスキーを作る海外の蒸溜所のものに比べると倍近い値段がしています。
一方で2000年代半ばまで日本でのウイスキーの消費量が下がり続けたために生産量も減らし、長期熟成の原酒が元々少ないことが災いし、ここ5年は大手メーカーでも長期熟成のボトルが出回らなくなってしまいました。
それでも中国からの観光客が山崎、白州のノンエイジを爆買い、転売目的に買い占められたりと、歯止めがかからない状況が続いています。
そのために、はっきり言えば海のものとも山のものともつかない新規の蒸溜所のウイスキーに対して過剰な期待をかけ、クラフトウイスキーも買い占められたりと、ただでさえ少なく値段も強気に設定している上にさらにプレミアな価格がついてしまっているのではないかと思われます。
ハイボールこそ飲食店では引き続き飲まれているようですが、それ以上にロックなどで本格的にウイスキーを飲む方向にはつながっていないように感じます。
日本での消費が落ち着いてしまえば、ますます国産のクラフトウイスキーはほとんど海外へ輸出されることになり、我々日本人が飲む機会は減ってしまうように思えます。
今後海外においても、国産クラフトウイスキーの評価が広まっていき、勝ち組と負け組が明確になっていくと、せっかくスタートしたばかりの蒸溜所の中から、閉鎖など脱落するところが増えていくかもしれません。
個人的には、これらのクラフトウイスキーが我々に比較的簡単かつ手頃な値段で手に入れられ、楽しめるときが来るのか、わかりません。
しかし皆さんは、そのうちどれだけのボトルを飲んだでしょうか。
高すぎる、数が少ない現状
というよりも、大半のボトルが1万円オーバーと、3~5年熟成にしては値段が高すぎて手にできないのが正直なところです。
地元北海道の東部、厚岸蒸留所のウイスキーも、200mLの3年熟成ウイスキーはなんとか手に入れられたものの、その後のフルボトルの品が軒並み1万円オーバーで売られています。
なんとかフルボトルで飲めたのは、広島のサクラオブルワリーアンドディスティラリーが製造する桜尾シングルモルトくらいです。これも6600円ほどですから、それなりのお値段です。
そもそも、ここ最近にできた蒸溜所においては、規模が小さく、蒸留できる原酒自体が少ないのも大きいですが、それでもクラフトウイスキーを作る海外の蒸溜所のものに比べると倍近い値段がしています。
海外での期待値が高すぎる?
ここからは私の考察ですが、2010年代になってから、日本の大手メーカーのシングルモルトが国際的な賞を獲得したり、著名なウイスキー評論家から高い評価を得たことによって、欧米、アジアでジャパニーズウイスキーの人気に火がつき、軒並み輸出量も上がっています。一方で2000年代半ばまで日本でのウイスキーの消費量が下がり続けたために生産量も減らし、長期熟成の原酒が元々少ないことが災いし、ここ5年は大手メーカーでも長期熟成のボトルが出回らなくなってしまいました。
それでも中国からの観光客が山崎、白州のノンエイジを爆買い、転売目的に買い占められたりと、歯止めがかからない状況が続いています。
そのために、はっきり言えば海のものとも山のものともつかない新規の蒸溜所のウイスキーに対して過剰な期待をかけ、クラフトウイスキーも買い占められたりと、ただでさえ少なく値段も強気に設定している上にさらにプレミアな価格がついてしまっているのではないかと思われます。
日本のウイスキーブームが終わり...
日本においては、ウイスキーそのものの流通が減り、熟成年数の少ない大手メーカーのもの、あるいはスーパーなどのPBによる品質の悪いウイスキーが出回ったことも相まって、2020年を過ぎたあたりからウイスキーブーム、熱が冷めているように思えます。ハイボールこそ飲食店では引き続き飲まれているようですが、それ以上にロックなどで本格的にウイスキーを飲む方向にはつながっていないように感じます。
日本での消費が落ち着いてしまえば、ますます国産のクラフトウイスキーはほとんど海外へ輸出されることになり、我々日本人が飲む機会は減ってしまうように思えます。
今後海外においても、国産クラフトウイスキーの評価が広まっていき、勝ち組と負け組が明確になっていくと、せっかくスタートしたばかりの蒸溜所の中から、閉鎖など脱落するところが増えていくかもしれません。
個人的には、これらのクラフトウイスキーが我々に比較的簡単かつ手頃な値段で手に入れられ、楽しめるときが来るのか、わかりません。