1月8日から始まるNHK大河ドラマ『どうする家康』。数々の人気ドラマを担当してきた古沢良太さんが脚本を手掛ける。弱小国・三河の主として、強者が集まる群雄割拠の時代を生き抜いていく、徳川家康の生涯を新たな視点で描いた作品だ。家康役は松本潤さんが務める。
昨年放送された『鎌倉殿の13人』の源義経にゆかりのある地が麻生区にもあった。今作品も、江戸幕府を開いた家康の生涯が描かれるということで、麻生区が家康に何かゆかりがあるか、本紙で調べてみた。
まだ調査中ではあるものの、直接家康が訪れた記録はなさそう。家康ゆかりという点で見ると、アジサイやユニークな羅漢像で知られる柿生の浄慶寺に隣接する「秋葉神社」が該当する。同神社境内にある一対の狛犬は、東京小石川の傳通院から移されたものだという。この傳通院は、家康の生母「於大の方」の菩提寺となっている。
本紙で不定期連載している「柿生文化を読む」で、かつて小島一也さんの遺稿として掲載したシリーズ「麻生の歴史を探る」にも、家康の名の記述が。「1951年に江戸に入った徳川家康は、江戸周辺に徳川恩顧の武士に知行を与え、旗本とします。現麻生区の村々は、今川・織田・武田・上杉などの徳川知遇の旧家臣が取り立てられ領主となりますが、その中でただ一ヶ村、王禅寺村だけは天領(国領)とされていました」「王禅寺村は1595年、二代将軍秀忠とお江与の方の結婚祝いに天領の一部がお江与の方に贈られ御化粧料となります」とある。御化粧料とは、嫁ぐ際に取り交わす土地の権利などのこと。今も、王禅寺東には、化粧面谷公園などの名が残っている。
家康との関連は薄かったものの、麻生区は徳川家にはゆかりがある地であることがわかった。
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