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2014年12月11日

ブレーキ踏力の計算

ブレーキ踏力の計算 夕方ごろになると靴の中がやたら冷たくなるのさえ何とかなればもう少し快適なウィンターライフが過ごせる気がするんですがなにかいい方法は無いものかね。

どうも!トライズです!






車のブレーキまわりをチューニングするにあたって、マスターシリンダの交換というのが選択肢に上がる場合もあるでしょう。

では実際、マスターシリンダーを交換すると何がどう変わるのか計算してみたいと思います。




が、その前に、ブレーキを操作する時というのはいったいどのくらいの力でペダルを踏んでいるかを計算したいと思います。





車両は、S15シルビア SpecR で。


車重1240kg
これに1名乗車で、1300kg

ブレーキスペックは純正のままで。

フロントブレーキ:
4pot
ローターφ280mm

リアブレーキ:
片押しシングル
ローターφ258mm

マスターシリンダー
シリンダー径:1インチ(25.4mm)
Pバルブ特性はSP40kgRR0.4




この車両で適当なハイグリップタイヤを履いてフルブレーキングします。




フルブレーキングで1G制動を行った時の制動力は車重と等しくなるので、4輪合計で1300kgfの力がタイヤ-路面間に発生していることになります。

この時のフロント側の油圧をあれやこれやで計算すると、たぶん75kg/cm2(約7.5Mpa)くらいになります。




フロント側の油圧は、そのままマスターシリンダーの油圧になるわけで、
1G制動時にこの車のマスターシリンダは、75kg/cm2の油圧を発生させていることになります。




油圧って言ってもあんまピンと来ませんね。


圧力でなじみの深いものといえば、タイヤの空気圧が約2.2kg/cm2くらいだったりとかー。

ターボの加給圧が1.5キロでかなりヤヴァイとかいうアレがつまりは1.5kg/cm2とかそんな感じです。


75kg/cm2って圧力はそうとう高圧ってことですね。







続けます。

マスターシリンダで発生させる圧力と、マスターシリンダピストンを押す力は、
シリンダー推力=圧力×シリンダー断面積という関係があります。

マスターシリンダー直径が25.4mm(2.54cm)とすると、
断面積は、π*2.54^2/4=5.06cm2


油圧×シリンダー断面積は、
75*5.06=約380kgf





マスターシリンダーピストンを380kgの力で押せば、とりあえず1G制動ができそうです。
ボクシングの心得がある人ならばキックでそのくらいの力は出せるかもしれません。


ただし、それはさすがに無理な話。



自動車にはさらにいくつかの機構が搭載されています。
ドライバーがペダルを踏む力は、ブレーキペダルと、マスターバック(ブレーキブースター)とを通して、マスターシリンダに伝わります。

この、ペダルとマスターバックによってドライバーの踏力は数倍に増幅されるので、軽い力でマスターシリンダを押せるわけですね。










もうちょっと続きます!



ブレーキペダルは、てこの原理によってドライバーの踏力を増幅しています。

ペダルの寸法を測ってみると、約4倍の増幅率になっています。



ここで、380kg/4=95kgになります。

このくらいなら全体重を掛けて踏めばなんとか・・・・(笑)







さて、最後の砦。
マスターバック


マスターバックというものは、ブレーキ踏力を増幅するものなんだろーなーってのはなんとなく分かると思うのですが、その構造は結構複雑です。

さらに、面倒なことに日産のマスターバックは特性を公表していません。

マスターバックで踏力が何倍になるのか(ブースター倍率という)は分からないんですよね。






分からないんですがー、ここで終わってしまうとなんとも味気ない。。というか面白くないので、トライズさんがいろいろとデンパを受信してブースター倍率を特定するとー。


S15スペックRのブースター倍率は、

おそらく9.5倍!

くらいではないかと。






95/9.5=10kg


えー、長いことかかりましたが、S15シルビアで、フルブレーキングした時のペダル踏力は、約10kgくらいではないかと思います。



だと思うんですが、軽すぎる気がします、、、
軽すぎる気もしますが、こんなもんのような気もします、、、



S15はABSが付いているので、ABSユニットを通過させるためにもっと強い力が必要なのかもしれません・・・


あと、S15のマスターバックはブレーキアシスト機能とかが付いているのでさらによく分かりません、、







うーん。マスターシリンダー交換の効果を説明するために、ペダル踏力を算出してみたもののずいぶんと釈然としない結果が出てしまいました。

ペダル踏力計で実測して見ればはっきりするんですが、そんなもの持って無いしなぁ。






ま、いーや。

とりあえず、S15標準仕様でフルブレーキング時の踏力は10kgってことで。

次回、ようやくブレーキシステムを交換した場合の計算やります!
ブログ一覧 | 駆動ブレーキ足回り | 日記
Posted at 2014/12/17 18:50:33

イイね!28件

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この記事へのコメント

2014年12月18日 23:09
こんなの利用してみると面白いかもですね^^

http://fujifilm.jp/business/material/prescale/prescalefilm/index.html
コメントへの返答
2014年12月19日 0:02
情報ありがとうございます!
こんなのがあるんですねー。

これと、あと100Mpaくらいまで測れる油圧計とかがあればより詳細なデータが取れそうな・・

物欲が高まりそうです^^;
2014年12月21日 10:03
こんにちは。通りすがりですが興味深く読みました。
論理的に突き詰められてますね!

踏力軽すぎの件は、マスタシリンダがタンデムなので、シリンダ面積倍で計算するとそれっぽくなると思います。

きっとこの数字が絶対値でどうであっても、この後に続く話にはあまり関係なさそうですが^^;


コメントへの返答
2014年12月21日 23:25
K&Kさん。コメントありがとうございます!
なるほど。確かにタンデムなのでその分の補正が必要かもしれませんね。

ただ、タンデムシリンダは、直列に配置されているため、計算上は2倍にはならないような気もします・・・

私も圧力関係はいまいち苦手なもので。まだまだ勉強します^^;

そしてお察しの通り、踏力の実際値は計算には直接必要ではないんですよね。
実際の現象を計算で解けないというのは些か居心地が悪く感じると思いますがどうかご容赦を。
2015年5月29日 2:11
いろいろ参考にさせていただいてます。

マスターバックの倍率ですが、圧力装置なので基本パスカルの原理で考えればよいです。
内蔵されてるダイヤフラムの面積比が倍率を表す、です、タンデム配置でも足し算でよいです。
なので2つを比較する場合、それぞれのバッグのサイズがわかれば、比率は出せますうよ。
結構あるのがダンデム6+7インチと7+8インチかな。シングルは9インチ。
それぞれ36+49=76、49+64=113、 9*9=81なので、これらの比率で踏力変わります。

あと、やっぱりタッチが良くなるので減らしたいんで、現在いろいろ探しているのですが、なかなか情報がないんですよね。
それでは。
コメントへの返答
2015年5月29日 21:53
tommmyさん。
コメントありがとうございます。

マスターバックの性能を比較する場合、その倍率は、ダイヤフラム径と密接な関係がありそうですね。

ただ、踏力に対して、マスターシリンダを押す力が何倍になるのかを計算で出そうとすると少し複雑なようで、計算好きな自分としては気になるところなのです。
そのうち、マスターバックの詳細も研究してブログにまとめようと思います。

ちなみに、現在、うちのシルビアのマスターバックは紆余曲折の末にk11マーチ用に落ち着きました。
とにかくマスターバックの仕事を減らしたいのであれば、マーチ用お勧めです!
2015年5月30日 23:48
回答ありがとうございます。ブースターの倍率は基本ダイヤフラムの面積比です。
ですが、もう一つの要素もありますよ。「真空」倍力装置なので、負圧の深さも関係してきます。
アイドル負圧やアクセルオフでの負圧は完全な真空ではなく、エンジンの種類や改造によって圧力が違いますので、異なる車種や仕様(同じ車種でもカム仕様の違いや、改造内容)によって違ってしまいますから、算出するには実測のアイドル負圧を考慮しないとだめですよね。

K11のは結構流用定番になってるようですね。取付ボルトピッチがスバルも同じだったら候補にします。ありがとう。
コメントへの返答
2015年6月1日 7:41
負圧も確かに重要な要素ですよね。
マスターバックは、ブレーキング操作をアシストする非常に便利なパーツなのですが、いろいろとセッティング変更された車で、自分の好みにぴったり合ったものを探そうとするとなかなか難しいですね。

日産ですと、ブレーキ周りの流用パーツはかなり情報が出ていますが、スバルは大変そうですね。がんばってください!
2021年12月29日 17:21
マスターシリンダーにはシリンダーが2つ付いています、380Kgは両方にかかっているんですか?
コメントへの返答
2021年12月29日 20:28
こんにちは。両方に380kgかかるという解釈でいいと思います。
一般的なマスターシリンダーはフロントとリア用のシリンダが同軸上にあるため、マスターシリンダーのプライマリピストンを押す力=セカンダリピストンを押す力になるので、両方とも同じです。

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機械と数式と工作をこよなく愛するマッドメカニック。 「できないんじゃない、作るんだ!」をモットーに、自動車改造の限界に挑戦中。 NeoVVL...
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