新海誠監督『君の名は。』
いい、すごくいい。
『君の名は。』特報3(youtube 東宝公式)
新海誠「君の名は。」ぼくは今Twitterに書き込むのを我慢してのたうち回っている
新海誠監督作品『君の名は。』公式ビジュアルガイド表紙。遠い地で、見たこともないのに、入れ替わった少年と少女の物語。

今までにも増して映像がきれいで、はやくもう一回見たい。
物語は二転三転するので誰かに話したくて仕方なくなくなる。
でもこれは、絶対ネタバレしたらだめなやつ。
ぼくは今必死にTwitterに書き込むのを我慢して、のたうち回っている。

同時に、「新海誠が、ものすごくポジティブになった! そしてついにメジャー作家になった!」と驚き、ニヤニヤしている。
というのも、この監督は長いこと、TVには出ないタイプのマイナーメジャー作家だったからだ。

あらすじ


『君の名は。』は、少年少女が入れ替わる物語。大林宣彦の『転校生』(または原作の『おれがあいつであいつがおれで』)のギミックと似ている。
大都会に住む少年・立花瀧。ど田舎に住む少女・宮水三葉。
2人は、一度も出会ったことがないのに、なぜか寝たあとにランダムで入れ替わるようになってしまった。
スマホやノートにメモ書きを残し、元に戻った後にお互いそれを読み、各々の存在を確認する。
というのがネタバレしない範囲でのあらすじ。
ここから先は言えない。見に行く人は物語の事前知識なしがいい。

背景のエロティシズム


新海作品の背景は、とてつもなくフェティッシュだ。
画面の隅々まで隙無くぎっちり描き込み、JJエイブラムスばりに光を使う。
キャラの感情を表現する装置だからだ。

今回は、大都会のビル一つ一つを丹念に描いている。田舎の木々一本一本に目を留め、その色合いを丁寧に塗りこんでいる。時に、その一つ一つが動く。