若手議員の強みと必要性
議員 : 2022.06.23
若手議員の強みと必要性
2022年8月28日に告示、9月4日に投票予定の高砂市議会議員選挙。
4年に1度、市民の代表を選ぶ機会ということで、私たちの生活とも直結している大切な選挙です。
高砂市議会でもみられる課題として、
近年、議員の年齢・男女比の偏りという課題が全国的に指摘されています。
2019年に実施された調査では、全国の町村議員の平均年齢は64.2歳で、
全議員の8割以上を60歳以上の人が占めていることが明らかになりました。
また、全国調査で女性議員の割合は全体の1割程度となっており、
多様な意見を取り入れる必要がある自治体議会において、
多様性が著しく欠けた状態となっていることも明らかになりました。
こうした中で、いま地方市町村議会で求められているのが若手議員の力です。
では、なぜ若手議員が必要なのでしょうか、若手議員の強みは一体どこにあるのでしょうか。
本記事では、これらの点について考えていきたいと思います。
1.未来を自分事として考えられる
若手議員の強みとして、数十年先の未来を自分事として考えられることが挙げられます。
議会や地域などさまざまな場面で、短期的な利益や損得だけでなく、
決断が10年後20年後50年後に、地域や自身にどのような影響を与えるか考えることができます。
これは表現を変えると、さまざまな地域課題や出来事に当事者性をもって対応できると言えるでしょう。
防災対策、経済対策、交通問題、生活問題、財政問題など、
それらは全て直接的間接的に将来の生活に長きにわたり影響を与えることになります。
また現在は結婚していなくても、結婚に伴い結婚支援施策を活用し、
子どもが生まれたら子育て施策を活用し、子どもが大きくなったら教育施策に興味関心を持ち、
家を建てるとなったら移住施策などに興味関心をもつでしょう。
こうした幅広い施策が、全て自身の人生に直結してくるのです。
この感覚は、将来が長い若手議員ならではの強みだと言えるでしょう。
2.SDGsなど持続可能な視点をもっている
同様のことは、SDGsに関してもいえます。
SDGsとは持続可能性を重視する国連が定めた目標ですが、
その中では「住み続けられるまちづくりを」などの目標がかかげられています。
SDGsが強調するのは、将来世代も現役世代も幸福に暮らせる環境づくりです。
例えば、SDGsが最も課題だとして解決を促すのが地球温暖化問題です。
地球温暖化のような多くの環境問題は、短期的ではなく中長期的に世の中に影響を与えます。
こうしたSDGsのような持続可能性が重視される世の中において、
将来的に長く生きることとなる若手議員の肌感覚や視点は重要なものとなります。
年長世代が逃げ切れるのに対し、若手世代は年長世代が積み残した課題から逃げ切ることはできません。
こうした点で、よりシビアに持続可能な視点を持って政治活動を行えるでしょう。
3.デジタル化への対応に慣れている
デジタル化による地域の発展を目指すような政策が増える世の中では、
若手議員の力が試されます。
デジタルネイティブ世代といわれるような20代は、
生まれたときにすでに携帯電話やパソコンがあった世代です。
こうしたデジタル技術を応用して地域課題を解決したり、
より暮らしやすい社会を構想していくことは年長世代と比較して長けているといえるでしょう。
特に、人間は知らない者に対して抵抗感や不安をいだく生き物です。
現在の政治では、年長世代が知らない・触れたことのない技術に対し、
不安や偏見をいだくことで進んでいないデジタル関連の政策も数多く存在すると考えられます。
しかし地域課題や社会課題は止まってはくれません。
こうした課題にいち早く対応するためにも、若手議員の存在は必要だと言えるでしょう。
4.多様性を尊重する教育を受けてきている
最後の強みとしては、多様性を尊重する教育を受けてきたことが挙げられるでしょう。
ジェンダー不平等や差別に対して、若者世代は年長者と比較して敏感であると言われています。
その根底には、これまでの教育の成果が表れているといえます。
議会の場においても、女性やマイノリティの人数増加と活躍が求められています。
こうしたことを実現していくためには、多様性に寛容な地域社会を普段からつくっていく必要があります。
若手議員は、こうした多様性を育む取り組みの推進や、
多様性を阻む課題の解決により積極的になることができるといわれているのです。
以上、本記事では地方市町村議会において若手議員が必要な理由とその強みについてみてきました。
もちろん、若手議員といっても一括りにはできません。
中には上記に当てはまらない人もいるでしょう。
また年長世代の中にも若手議員のような感覚を持った人はいるでしょう。
しかしやはり、若手議員が数として増えていくことは重要です。
ここで挙げた理由のほかに、有権者の若者が共感し応援したいと思える議員を増やすことが挙げられます。
同世代の議員が誕生することで、若者世代にとって政治や議会は近いものになるはずです。
そしてそれは、投票率の向上や政治への関心の向上へとつながっていくでしょう。
高砂市を含め、地方自治体で若手議員が増えていくことに期待していきましょう。
参考資料
自治体通信ONLINE, #開かれた議会ー自治体事例の教科書ー
中村健, 『議会改革度調査』からみる地方議会のトレンドと課題
今川和哉オフィシャルサイト夕張市議会議員・司法書士, 若手政治家の必要性ってどうなの?
2022年8月28日に告示、9月4日に投票予定の高砂市議会議員選挙。
4年に1度、市民の代表を選ぶ機会ということで、私たちの生活とも直結している大切な選挙です。
高砂市議会でもみられる課題として、
近年、議員の年齢・男女比の偏りという課題が全国的に指摘されています。
2019年に実施された調査では、全国の町村議員の平均年齢は64.2歳で、
全議員の8割以上を60歳以上の人が占めていることが明らかになりました。
また、全国調査で女性議員の割合は全体の1割程度となっており、
多様な意見を取り入れる必要がある自治体議会において、
多様性が著しく欠けた状態となっていることも明らかになりました。
こうした中で、いま地方市町村議会で求められているのが若手議員の力です。
では、なぜ若手議員が必要なのでしょうか、若手議員の強みは一体どこにあるのでしょうか。
本記事では、これらの点について考えていきたいと思います。
1.未来を自分事として考えられる
若手議員の強みとして、数十年先の未来を自分事として考えられることが挙げられます。
議会や地域などさまざまな場面で、短期的な利益や損得だけでなく、
決断が10年後20年後50年後に、地域や自身にどのような影響を与えるか考えることができます。
これは表現を変えると、さまざまな地域課題や出来事に当事者性をもって対応できると言えるでしょう。
防災対策、経済対策、交通問題、生活問題、財政問題など、
それらは全て直接的間接的に将来の生活に長きにわたり影響を与えることになります。
また現在は結婚していなくても、結婚に伴い結婚支援施策を活用し、
子どもが生まれたら子育て施策を活用し、子どもが大きくなったら教育施策に興味関心を持ち、
家を建てるとなったら移住施策などに興味関心をもつでしょう。
こうした幅広い施策が、全て自身の人生に直結してくるのです。
この感覚は、将来が長い若手議員ならではの強みだと言えるでしょう。
2.SDGsなど持続可能な視点をもっている
同様のことは、SDGsに関してもいえます。
SDGsとは持続可能性を重視する国連が定めた目標ですが、
その中では「住み続けられるまちづくりを」などの目標がかかげられています。
SDGsが強調するのは、将来世代も現役世代も幸福に暮らせる環境づくりです。
例えば、SDGsが最も課題だとして解決を促すのが地球温暖化問題です。
地球温暖化のような多くの環境問題は、短期的ではなく中長期的に世の中に影響を与えます。
こうしたSDGsのような持続可能性が重視される世の中において、
将来的に長く生きることとなる若手議員の肌感覚や視点は重要なものとなります。
年長世代が逃げ切れるのに対し、若手世代は年長世代が積み残した課題から逃げ切ることはできません。
こうした点で、よりシビアに持続可能な視点を持って政治活動を行えるでしょう。
3.デジタル化への対応に慣れている
デジタル化による地域の発展を目指すような政策が増える世の中では、
若手議員の力が試されます。
デジタルネイティブ世代といわれるような20代は、
生まれたときにすでに携帯電話やパソコンがあった世代です。
こうしたデジタル技術を応用して地域課題を解決したり、
より暮らしやすい社会を構想していくことは年長世代と比較して長けているといえるでしょう。
特に、人間は知らない者に対して抵抗感や不安をいだく生き物です。
現在の政治では、年長世代が知らない・触れたことのない技術に対し、
不安や偏見をいだくことで進んでいないデジタル関連の政策も数多く存在すると考えられます。
しかし地域課題や社会課題は止まってはくれません。
こうした課題にいち早く対応するためにも、若手議員の存在は必要だと言えるでしょう。
4.多様性を尊重する教育を受けてきている
最後の強みとしては、多様性を尊重する教育を受けてきたことが挙げられるでしょう。
ジェンダー不平等や差別に対して、若者世代は年長者と比較して敏感であると言われています。
その根底には、これまでの教育の成果が表れているといえます。
議会の場においても、女性やマイノリティの人数増加と活躍が求められています。
こうしたことを実現していくためには、多様性に寛容な地域社会を普段からつくっていく必要があります。
若手議員は、こうした多様性を育む取り組みの推進や、
多様性を阻む課題の解決により積極的になることができるといわれているのです。
以上、本記事では地方市町村議会において若手議員が必要な理由とその強みについてみてきました。
もちろん、若手議員といっても一括りにはできません。
中には上記に当てはまらない人もいるでしょう。
また年長世代の中にも若手議員のような感覚を持った人はいるでしょう。
しかしやはり、若手議員が数として増えていくことは重要です。
ここで挙げた理由のほかに、有権者の若者が共感し応援したいと思える議員を増やすことが挙げられます。
同世代の議員が誕生することで、若者世代にとって政治や議会は近いものになるはずです。
そしてそれは、投票率の向上や政治への関心の向上へとつながっていくでしょう。
高砂市を含め、地方自治体で若手議員が増えていくことに期待していきましょう。
参考資料
自治体通信ONLINE, #開かれた議会ー自治体事例の教科書ー
中村健, 『議会改革度調査』からみる地方議会のトレンドと課題
今川和哉オフィシャルサイト夕張市議会議員・司法書士, 若手政治家の必要性ってどうなの?