支部長メッセージ
支部長からのメッセージ(令和3年/2021年度)
令和3年度日本化学会関東支部長
鈴木 隆之
(東京電機大学工学部)
令和3年度の日本化学会関東支部長を務めさせていただいております東京電機大学の鈴木隆之です。ここ数年の支部長メッセージは、任期をほぼ終える時期での回顧録になっているようです。本文を執筆している時点で、私の任期も残すところあと1ヶ月余りですので、次の1年の前進を願って振り返ってみたいと思います。
2020年に改修竣工した化学会館で幹事会の最終回(1月20日開催)をと願っておりましたが、正月明けからオミクロン株の新規感染者数が急増し、結局、全4回の幹事会がオンライン開催となってしまいました。このような状況は昨年度から続いており、各地区活動と支部化学教育協議会の教育普及活動に影響を与えてきましたが、幹事の方々には昨年度の教訓を活かしていただき、活動は上向きになりました。いずれも、そのときそのときの新規感染者数を睨みながら対面かリモートかの選択作業でした。諸地区および諸委員会の報告から、可能な限り対面で実施したいと願う姿が脳裏に浮かびます。
いくつかピックアップします。群馬地区では、5つの行事が実施され、うち2つは対面でした。特筆すべきは、デルタ株が猛威をふるっていた夏の時期に高校生のための「1日体験化学教室」を対面で実施しています。茨城地区では、2つの実施行事のうち、「高専おもしろ科学セミナー」がこれも夏にも関わらず、小学生に対面で行われています。新潟地区では、大学や高専、工業高等学校のそれぞれの独自色を活かして全14に及ぶ行事を実施されており、工業高等学校での行事での対面の多さに驚かされました。山梨地区でも対面とリモートのハイブリッドで講演会が実施されました。首都圏の地区(東京、神奈川、埼玉、千葉)では、埼玉地区での対面、リモート、さらにそれらハイブリッドを状況に応じて切り替えながら多数こなしているのが目を引き、実施のノウハウを蓄積されている様子が伺われます。概して、首都圏は感染者数が多いため、なかなか実施に踏み切れない場面が多かったようですが、そのような状況下でも中高生に対する「1日体験化学教室」は優先的に行ってくれていたようです。
一方、支部化学教育協議会の活動では、休止されていた国立科学博物館との共済事業の「実験教室」を再開する準備が進められ、講演会や化学クラブはオンラインで歩みを止めずにいます。事業企画委員会は、SDGsとカーボンニュートラルを取り上げた2つの講演会をリモートで、夏休みの「少年少女のための見学会」をバーチャル空間で子供たちを楽しまる手法で実施されました。
以上、長くなってしまいましたが、幹事の皆様の努力をここに残しておきたいという気持ちと思って、どうかご容赦ください。コロナウィルスの影響が続きますが、この1年間の活動実績から支部活動の盛り返しの機運を感じられました。引き続き日本化学会関東支部に、ご支援とご協力、そしてご指導を賜りますようお願い申し上げます。
2022年1月21日