公務員とは

【公務員】「国立大学法人等」について詳しく知ろう!仕事・給与・試験制度・難易度等を徹底解説

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国立大学法人等って一体どこでどんな仕事をするの?
人気職種で倍率が高いと聞くけど、そんなに難しいの?

漠然とした印象だけで、採用試験の内容をしっかりと把握されていない方が多いのではないでしょうか。

本稿では、国立大学法人等職員採用試験について徹底解説いたします。

ぜひ参考にして、意外な進路があることを知った上で万全の受験対策を行ってください!

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国立大学法人「等」とは?

国立大学法人「等」とは、国立大学法人、大学共同利用機関法人、独立行政法人、独立行政法人国立高等専門学校、放送大学学園などをいい、全国で208機関あります。

具体的には、国立大学法人には東京大学、京都大学、大阪大学などのいわゆる国立大学があり、大学共同利用機関法人には国立歴史民俗博物館、国文学研究資料館、国立国語研究所、国立天文台など、独立行政法人には、大学入試センター、国立映画アーカイブ、国立西洋美術館、国立新美術館などがあります。

「国立大学法人等職員採用試験」とは、国立大学法人等で働く職員を採用するための統一筆記試験で、全国を北海道地区、東北地区、関東甲信越地区、東海・北陸地区、近畿地区、中国・四国地区、九州地区の7地区に分けて実地されます。

合格すると、受験地区内にある各機関の面接を受けることができます。

国立大学法人等ごとに、一次試験合格者に対して個別に日程を設定して面接考査等の試験を実施します。

先に挙げた208機関全てで毎年採用があるわけではなく、採用予定のある機関の面接だけを受けることができます。

国立大学法人等の試験制度は?

受験資格(2020年データ)

30歳まで(受験翌年4月1日時点の年齢)。
図書区分の場合、司書資格は受験の条件とされていません。

受験区分

事務系 : 事務、図書
技術系 : 電気、機械、土木、建築、化学、物理、電子・情報、資源工学、農学、林学、生物・生命科学
※その年の必要に応じて募集職種が決まります。

試験日程

受験受付は例年、5月中旬〜下旬にされますが、定員に達すると締め切られる場合があるので、早めに申し込むのが得策です。

例年、7月第一日曜に1次試験が実施され、7月下旬に合格発表があり、その後各機関で2次試験が実施されます。

なお、全国を7地区の1次試験は同一日程で実施されるので、複数の地区を同時に受験することはできません。

1次試験の合格発表後に、採用予定のある機関が各地区の合同採用説明会や、各機関での職場訪問が実施されます。

参加は必須ではありませんが、その場で2次試験の申し込みができたりするので、参加することをおすすめします。

試験内容

1次試験は、いずれの地域・区分も同一内容の教養択一(40問・2時間)のみで実施されます。

一般知能20問文章理解(7問)
判断推理(8問)
数的推理・資料解釈(5問)
一般知識20問社会(7問)
人文(7問)
自然(6問)

難易度は、国家一般職や地方上級と同程度です。

2次試験は、各機関が独自に行います。
内容は個別面接のほか、集団面接や集団討論が課される場合がほとんどで、複数回面接が行われることも稀ではありません。

なお、図書区分の場合は図書系専門試験(筆記試験)を受けたあと、面接がおこなわれます。

複数の機関を併願することは可能です。

国家一般職が複数官庁に官庁訪問できるのと同じですね。

倍率

国立大学法人等職員採用試験は、採用試験開始時から国家一般職や地方上級などの主な公務員試験と異なる日程で実施されています。

また、1次試験も教養択一試験のみと非常に受けやすい形態をとっているので、併願者が非常に多く、毎年多くの受験生が申し込みます。

なので、申込者数に対する1次試験合格者数の倍率は50〜100倍ととんでもない数値が弾き出されていますが、実際の受験者は激減するので、1次試験合格の倍率は3〜4倍程度です。

ただ、機関ごとの採用人数は少ないので、内定に至るまでの倍率は高くなります。

参考:2020年関東甲信越地区の事務区分のデータ

①申込者数②受験者数③1次試験合格者数④倍率
(②/③)
⑤採用予定人数※⑥倍率
(③/⑤)
7,8215,7481,5053.8倍1708.75倍

国立大学法人等職員関東甲信越地区が発表した各機関の採用予定人数を合計したものから概算しました。

したがって、受験対策としては、筆記試験よりも面接対策に力を入れることが重要になります。

業界研究・機関研究を十分に行い、日頃から社会の動きにも十分注意を払い、かつ志望動機と自己PRの用意をしっかりとすべきでしょう。

国立大学法人等の仕事について深く知ろう!

仕事の内容

国立大学法人等職員試験の仕事の内容は、機関の設置目的や規模、事業内容等により異なりますが、代表的なものは以下の通りです。

・事務は、主に大学等の事務局等で人事、会計、教務、研究協力、国際交流、学生支援等の業務を行います。

・図書は、大学等の図書館、図書室等を管理・運営し、資料や情報、または環境を提供することで、それらの学習・教育・研究活動を支援することが主な仕事です。

・施設系技術職員はキャンパスを計画し、維持する仕事に従事します。具体的には、キャンパスマスタープラン将来構想の作成、新築・耐震改修等の計画・調査など、工事の発注や監督などです。

・教育・研究支援系技術職員は、教育・研究を技術面からサポートする仕事に従事します。具体的には、学生の実験・実習への指導や助言、研究・実験機器等の設計・開発など、実験のデータ処理・分析などです。

条件面

給与

初任給は、約18万円~22万円程度で、採用前の勤務年数等により決定されます。
他に期末・勤務手当(いわゆるボーナスで、毎年6月・12月の2回)、通勤手当、扶養手当、住居手当などが支給されます。

勤務時間

原則として8時30分から17時15分までの1日7時間45分(週38時間45分)ですが、職種や勤務場所により異なる場合があります。

休日

土曜日・日曜日・国民の祝日に関する法律に規定されている休日
年末年始(12月29日〜1月3日)

休暇等

年次有給休暇:年間20日
特別休暇:夏季休暇、結婚、出産、忌引等
その他:病気、育児、介護休業等

異動

採用後は、本人の希望や適正を考慮し配属先が決定されます。その後、概ね2年~3年で機関内の人事異動を繰り返します。

また、他大学等で一定の期間勤務することや若手職員が文部科学省に研修生として勤務する制度もあります。 

働くメリットを紹介!

国立大学や、研究機関、美術館といったアカデミックな雰囲気の中で働くことができるのが、国立大学法人等職員の良さではないでしょうか。

国立大学では、日本の教育や研究の発展を支える業務に携わることができます。

教授などの研究者・教育者以外の需要な業務を一手に引き受けていると言っても過言ではありません。

また、国立大学では立地場所での地域貢献も期待されています。

ある大学の職員の方は、地元の祭りに参加して大学主催のイベントを企画したと語られていました。

国立大学法人等の各機関の有する情報は、その機関に所属する学生、研究者、職員等だけのものではなく、国の財産であることから社会に向けて広く活用されていかねばなりません。

そういった使命の一役を担える業務に従事するのは、貴重な経験だと思います。

最後に

いかがでしたでしょうか?国立大学法人等の仕事、試験の概要、魅力等がお判りいただけたのではないでしょうか?

アガルートアカデミーでは、過去問等を徹底的に分析した上で、国立大学法人等の対策カリキュラムをご用意しております。

国立大学法人等の最短合格を目指される方はぜひご検討ください。

この記事の著者

小林 美也子講師 (講師紹介はこちら


大手資格予備校・地方自治体・企業・教育機関等様々な場所で,長年にわたり公務員試験,宅建試験の受験指導,職員研修を行う。

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