愛媛県といえば柑橘王国として有名です。ぼくたちの厨房でも、その辺に柑橘が転がっているので、まかないや新作料理の試作にパッと使うことがあります。
そんな愛媛の郷土料理には、意外に思われるかもしれませんが魚料理が多く存在します。
有名どころでは『鯛めし』。鯛めしにも2種類あるんですが、それはまたの機会に。
昨今では家庭ではほとんど作られなくなった幻の郷土料理、『伊予さつま』の作り方をご紹介します!
あったかいご飯に、つめた〜い汁をかけて食べる『伊予さつま』。
この先人が生み出したマリアージュ、ぜひ味わっていただきたい!
今回は郷土料理『伊予さつま』をTKG風にアレンジしました。
濃厚な卵黄をのっけることで栄養価も高まり、味わい深いコクも出て満足度の高い逸品の出来上がりです!
コツ・ポイント
伊予さつまの醍醐味はなんと言っても香ばしい麦味噌の香りです。
今回はバーナーで味噌を炙っていますが、通常、すり鉢に味噌を広げ、コンロに蓋をするようにして炙る方法が主流のようです。
面倒であればこの工程を飛ばしても問題ありませんが、どうせ作るならぜひ、しっかりと味噌の香ばしい風味を存分に出してあげてくださいね!
そしてもうひとつ。そもそも郷土料理とは、決まったレシピがあるわけではありません。あくまでも参考程度に、作りやすいように、お好みの味付けにして楽しんでください。
- 甘めの麦味噌を使うこと
- すり鉢でしっかり材料をすり混ぜること
- きゅうりは必須
- あったかいご飯に冷たい伊予さつま汁
以上のポイントさえ押さえていただければ、それはもう正真正銘『伊予さつま』です。
それではいってみよー!
材料(6食分)※だし汁で調整可能
| 伊予さつま | 分量 |
|---|---|
| アジ(三枚おろし) | 1尾 |
| 麦味噌 | 大さじ3程度 |
| 白ごま | 2つかみ |
| だし汁 | 500cc~1000cc |
| きゅうり | 1本 |
| ごはん | 適量 |
| 卵黄 | 人数分 |
| お好みのトッピング | 白ごま、大葉、ミョウガ、しらす、etc |
準備
使用する道具
- グリル用の網
- すり鉢
- すりこぎ
- ガスバーナー(あると何かと便利)
- 鍋
- ステンレスのボウル or ポット
- まな板 & 包丁
事前に準備すること
- ごはんを炊いておきましょう
- だし汁はとっておきましょう
※愛媛といえば、いりこ出汁!ですが、今回は料理長が鰹節、昆布、干し椎茸で出汁をとってくれたので(まかないの手打ちうどんの出汁用)それを拝借しました。
顆粒出汁でも構いませんが、変にしょっぱくなったりするので個人的にはお勧めしません。どうせ手間暇かけて作るんですから、出汁もとってみましょう! - きゅうりはスライスしておきましょう
【ごくうす】が最高です
作り方
アジは皮を引いてしっかりめに焼きましょう。
今回は炭火で焼いていますが、ガスコンロに網を敷いて焼いてもいいですし、魚用のグリルでも問題ありません。
どちらもなければ、フライパンで焼いても大丈夫です。
網で焼く最大の目的は乾燥させてあげることですので、ここは深く考えなくていいです。
アジを焼いている間に麦味噌を炙ります。
バーナーがない場合は、すり鉢に味噌をのばし、コンロに被せて弱火で炙ってください。
IHとかだとバーナーがあればはかどりそうですね。
アジ、白ごま、炙った味噌をすり鉢ですり混ぜます。
しっかり混ぜましょう!
その道のプロは音で判断できるみたいです。
温かいだし汁を加えて、お好みの濃度、味付けに調整し、スライスしたきゅうりを放り込んで一混ぜしたら冷蔵庫で冷やします。
ステンレスの容器に移し替えると、多少早く冷えますよ。
温かいご飯に、冷たい伊予さつま汁を回しかけ、卵黄を乗っけて、お好みのトッピングをして完成です。
ここではトッピングに、白ごま、マイクロツリーレッドマスタード、マイクロ青じそを使用しています。
まとめ
今回は『媛の愛』というえひめJAえひめフレッシュフーズさんからサンプルで頂いた高級卵を使用しました。
(アンバサダーに就任したので、このレシピを書き上げました)
見てくださいこのツヤツヤ濃厚な黄身!iPhone片手に写真を撮るぼくが写っています。
夏に食べたいTKG!オススメです!手間はかかりますが、夏休みに家族と作ってみるのも楽しそうですね。
昔はすり鉢で混ぜるのは子どもの仕事だったそうですよ。のどかな縁側に座って食べたいものです。
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