主に仕事で、パワハラおじさんにならずに仕事を回すための俺的心得です。

「単なるパワハラ」と「カリスマ」の見分け方についてもちょっと触れます。

どういうこと?

「全部」という言葉は、パワハラを積極的に行いたい場合に、とても便利な言葉です。

反面教師的に、まずは「全部」という言葉をパワハラに有効活用する具体例を示します。悪用厳禁です。(笑)

そのあとに、防御法と、パワハラしないための言い換え法も述べます。

最後にまとめて締めくくります。

パワハラの手段として「全部」の有用な使い方

たとえば、後輩に何かやってもらうときに、「あの件、全部やっといて」という指示をして、仕事を依頼します。

仕事をやってもらった後で、自分の感想として何か一つでも気に食わないことがあったり、お客さんや上司から作業の漏れやミスについての指摘が入った場合に、「『全部やれ』って言ったのに、全然できてない!」と、自ら部下を責める姿勢を示します。

具体的な指示を行わないことが、「全部」という言葉をパワハラに転じさせるポイントです。

「全部」というキーワードを含めることによって、様々な指示に効果を表します。

「全部やっといて」だけでなく、
「全部メモって、覚えて」
「全部記録に取っておいて」
「全部押さえて」
「全部列挙して教えて」
「全員に連絡して」
「100%やり遂げて」
「(資料など成果物を)どこでも出せるようにしといて」
「どこに出ても恥ずかしくないようにして」
「誰にでもわかるようにして」
「どんな理由でも断られないように準備して」

といったように、英語で言うall、everything、enywhere、enyoneみたいな日本語を積極的に用います。

「全部」という言葉に飽きたら、「一切の漏れなく」とか、「完璧に」などと言い換えても、同様の効果を発揮します。

「全部」という言葉への防御法、やり方

以下①と②のステップで、簡単に対処できます。

①元気に「ハイ!!」と言う

まずは相手の指示を肯定し、従う姿勢を示します。

これはかなり大事な要素です。

仕事で、具体的な定義もなく「全部」という言葉を平気で使う人は、完全にパワハラ体質です。

もう一度言います。相手は完全にパワハラ体質です。

そんな相手に、いきなり逆らったり、疑いを見せることは避けるべきです。会話に勢いがついてしまい、パワハラ特有のモンスター的なパワープレイにガブリとメンタルが丸呑みにされてしまいます。

まずは仏の心、イエスマンに成り切って、相手を感情的にすることを避けるように心がけ、相手の話を聞く姿勢を示します。

慣れてきたら、相手の言葉の、最後の発音が完了する、0.2秒ほど手前で「ハイ!!」と若干かぶせ気味にハイを言います。そうすると次のステップがやりやすくなります。

②「全部とは何と何で、でしょうかっ!?」と言う

「全部とは何と何で、全部なのでしょうかっ!?」の、「全部なの」を省略して、
「全部とは何と何で、でしょうかっ!?」と言います。

具体的なことを問う賢さが見え隠れすると相手を刺激するので、わざと適当に単語を省略して話すことで、相手を刺激する意図はないことを相手に示します。これが単語をあえて省略して話す理由です。

このあと、相手の反応の分岐が主に3つありますので、分岐別に対処を続けます。

1.相手が具体的なことを言えない

「全部と言ったら全部だ」と返答するような場合です。

相手が「パワハラ」+「アホ」の組み合わせのとき、このような回答が発生します。

これは単なるパワハラで、避けるべき相手です。その人と似たような業務は続けるべきでないです(違う業務だと、その人が後述の2に化ける場合もある)

今回の仕事に関しては、できれば早急にその人とのコンビを解消し、その人の上司あるいは他の先輩と一緒に仕事をするように心がけます。それがムリなら「では、全部とは何かを俺が定義しますから、(できれば書面などの証拠に残る形で)承認をください」と宣言してから作業に取り掛かります。そうしないと後々エラい目に遭います。

2.具体的な「何と何で全部」という定義を示してくれる

相手が「パワハラ」+「カリスマ」の組み合わせで発生します。

この手の人の話は、後出しでパワハラ的に意見を出してきたとしても、本質を突いた心に刺さる指摘がもらえたりします。一時的にはメンタルが超やられますが、後々の自分にとってはプラスになる存在です。頑張って我慢します。

会話と仕事を継続し、余裕があれば、その「全部」の定義に、自分なりの意見を(追加してこの観点もどうか?といった)提案をしてもよいでしょう。

3.相手が「自分で考えてみたほうがいい」という姿勢を示す場合

「アホ」「カリスマ」どちらの場合もあるので、次の問いでどちらであるかを推察します。

「あなたは過去同じような仕事において、どんなことをして乗り切りましたか?」

相手がこの質問にも答えない場合は、1.の対処と同じようにすれば問題ありません。

相手が何かしらの回答を行うのであれば、2.の対処と同じようにします。

パワハラしないための言い換え法

簡単です。「全部」という言葉を使わないようにするだけでOKです。

「全部やっといて」➡あれとこれとそれをいつまでにやっといて
「全員に連絡して」➡誰と誰と誰と、あと、このリストに書いてある全員に同時にメールして
「全部教えて」➡○○をするためにあなたが思うポイントはいくつあるか?

具体例を多く述べるほどでなく、言い換えは簡単です。

ご家庭でも応用できますね。
「宿題全部やりなさい」➡今日の連絡帳に自分で書いたコレとコレとコレを今からやろう
「全部洗っといて」➡今シンクにあるこの5枚の皿だけを洗って乾かしておいてほしい
「全部片づけなさい」➡机の上に文庫本が何冊あるか数えて、それらを全部棚に移す
こんな感じです。

「全部」という言葉を使うのなら、「全部とは、何と何で全部」という定義を同時に示します。

──

以上です。

俺は会社員デビューをしたのが超体育会系の会社で(当時は業界的にも体罰が余裕でアリ)、そのパワハラ的発想が体に染みつき、次の仕事で同じノリで働いてアルバイトたちの反感を買いすぎ、見事失敗しました。パワハラが当たり前と思っていた当時の俺からしたら、その失敗は信じられないものでした。上司や先輩なんてものはパワハラして当然(むしろそれが業務の一部)とまで思っていたからです。

でも、そこを辞めてから思い返すと、その職場での同期や先輩にはパワハラな人はほとんどいなかったので、「パワハラじゃなくても別にええんか?」って気づいて、今の自分があります。今の職場にはパワハラ的先輩もいますが、その当時の失敗と気づきの経験もあり、うまく付き合えるようになれました。

結論... 圧をかけてうまくいくのは、煮物(圧力鍋)だけです!なんちゃって!!

簡単にまとめると、
・「全部」という言葉から自分を守る
・「全部」という言葉を使うなら、指示者であるあなたがタスクの分解を自発的に行う
この考え方を取り入れれば、仕事が、よりうまく回るようになりますよ!

という提案でした。

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