中原区版 掲載号:2014年4月4日号 エリアトップへ

全日本女流アマチュア囲碁選手権で準優勝した 小田 彩子さん 苅宿在住 29歳

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厳しさに勝る楽しさに惹かれ

 ○ …都道府県大会を勝ち抜いた囲碁棋士らによって行われる全日本女流アマチュア囲碁選手権で準優勝の快挙。それでも「せっかく決勝までいったので優勝したかった」と表情は晴れない。20代前半からほぼ毎年この大会に臨み、過去には優勝も経験。「厳しい勝負の世界。1回でも負ければその場で終わり」。だからこそその緊張感のとりこになっているという。「最高の一手が打ちたい」。彼女の挑戦は続く。

 ○ …囲碁に出会ったのは6歳の時。自宅の近所に教室があったことがきっかけ。当時はまだ魅力すら分からなかったというが「姉も妹も友達も通っていて自然に通うようになった」。その後は負けず嫌いな性格が高じて、中学1年生でプロを目指すための養成機関で院生になった。満期の19歳までにプロになれず、それでも諦めずに自力で努力を重ねたが門は開かなかった。「当時は相当悔しかったけど今も囲碁を続けられているから」。嬉しそうに話す姿が印象的だ。

 ○ …東京都三鷹市生まれ。幼いころは得意科目が体育という活発少女だった。芯が強く、「高校に通わず院生になる」と決断したときには、その熱意に両親も折れた。「理解ある両親でよかった」と笑う。現在は夫と2人の生活を楽しむ。今年8月には子どもが生まれる予定で「幸せな家庭を築いていきたい」と微笑む。趣味はホラーやミステリーの映画鑑賞で「ドキドキするのが好きなのかな」と、試合の緊張感と重ねている。

 ○ …夫と一緒に県内や都内の碁会所などで囲碁の指導者として活動。「色々な生徒さんがいて、触れ合いながらゲームを楽しむことで現役時代には気付かなかった魅力も発見できた」と充実した日々を過ごしている。今後は推定600万人と言われる競技者数を増やすことを目標にしており、「囲碁の楽しさを多くの人に分かってもらえれば」と目を輝かせる。

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