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| ①構造の考え方 |
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水槽台には様々な組み方がありますが、耐加重について記します。
左図は一般的な2種類の組み方(柱は6本とします)を比較したもので各A・B図共600kgの加重を与えたとします。
A図は柱に掛かる加重を土台(ベース)で受ける為、床=支持地盤に対して面として加重を受けることによって、加重を分散(分散加重)する仕組みになっています。
これに対してB図の場合、600kgの加重の掛かった柱6本の全てが直接床面に接合している為、柱1本当たり、100kgもの加重が一点に集中(集中加重)し、床面に与える負担が極端に大きくなってしまいます。(この場合、下部の梁は柱の間隔を維持するだけの働きしかなく、加重の分散は期待できません。)
90cm程度までの水槽であれば、総重量をさほど気にする必要はありませんが、1200を超える大型水槽ともなりますと、総重量が600kgを超え、1800では1tという途轍もない重量になっていきます。
そのような水槽を設置する場合、床の補強のみならず、集中加重が掛からないように加重を分散させる組み方が基本になります。
在来木造建築においても、柱はコンクリート布基礎へ直には接合せず、基礎の上に土台を緊結し、その土台へ柱を建て込み、上記A図同様に基礎への集中加重を分散させています。
水槽台の製作については、家具工事と建築工事双方の考え方を、兼ね備えた構造にする必要があります。
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次に柱についてですが、柱は水槽総重量の相当な加重を支えなければなりませんが、木工は材料の多さよりも組み方の違いで強度に差がでます。
写真は柱の構造面、特に組み方を分かりやすく説明する為の画像ですが、写真の紙を柱と考えて下さい。
単純に紙を2ツ折りに重ねるだけでは自立すらしませんが、全く同じ紙であっても写真のようにL型に折ることによって、自立するだけでなくライターの過重にも耐えることができるようになります。
大型の水槽台では2×4の材料をダブルに抱かせて組む方法もありますが、材料を多く使っている割には、あまり強度が確保できていないのが現実です。(写真の理屈で解りますよね!)
そこで、当方では柱をL型に組込むことによって加重に対する剛性を確保し、耐震性に配慮しています。
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| ②ベース組立て |
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基盤となるベースは端部を45度に切断し、留め接合します。
側面には予め、側板をはめ込む為の溝をトリマーで施します。
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| ③柱組立て |
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上記で述べた通り強度確保の為柱をL型に組込みます。
ベース同様、側板を納める為の溝をトリマーで加工しておきます。
ベースのコンパネに合わせて柱を建て込み、裏側から長手のビスで確実に固定します。
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| ④側板設置 |
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ベース・柱の溝にシナベニヤを差し込みます。
釘を使わないので非常に綺麗に納まります。
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| ⑤天板加工 |
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天板部の梁には、予め欠き込みを施し、コンパネの木口が露出しないように納めます。
天板部分の梁接合も斜めに切断し、留めの接合として木口を露出させない納まりとします。
また天板部分には、天板への加重を支える梁への加重分散のみならず、ねじれ防止の為にも梁に対して直角方向への根太組が重要です。
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| ⑥組立て |
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柱と天板を接合します。
天板の仕上げとして、表面に化粧材を後張りします。
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| ⑦扉加工 |
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家具調でより一層見栄え感を上質にする為、扉には化粧彫りを施しました。
トリマーを使って丁寧に溝を彫り込みます。
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| ⑧完成 |
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上記で組立てた水槽台に扉を取り付けます。
最後の仕上げにOSCLにて塗装し完成です。
完成写真を撮り忘れてしまったので、ご注文者から写真を送付いただきました。
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