25日間続いてまいりました200万ヒット記念SS「ホワイトリリィ」も、今日が最終話です。
25日間という長い間、本当に皆様お付き合いありがとうございました。
昨日一昨日と連続して3000ヒットを越えるという凄まじさにはびっくりです。
今日はほぼエピローグというべきものですが、最後までお楽しみいただけるとうれしいです。
それではどうぞ。
25、
******
「部長、こちらお願いいたします」
「ん、そこに置いておいてくれ。後で目を通しておく」
いつものように俺の机には書類の山ができていく。
俺はそれらに目を通しながら、適当に業務をこなしていく。
やれやれ・・・
二週間も離れていると、仕事のペースを取り戻すのが大変だ。
今週の月曜など、ほとんど仕事にならなかったようなものだった。
この週末になって、ようやく躰がまた仕事に慣れてきたところだ。
「それにしても、不来坂課長がお休みだなんて珍しいですね」
空いている不来坂第一課長の机に眼を向ける女子社員。
「ああ・・・連絡もないとは気になるな・・・」
俺は仕事の手を止め、同じように空席となっている彼女の席に目をやった。
なんのことはない。
不来坂香穂里は昨日のうちに我がアジトで改造も終わり、ハンミョウ女となって蜘蛛女の指導を受けていたのだ。
そして昨晩のうちには愛していた夫もその手で始末し、クーライの一員となった喜びに浸っていた。
もう彼女がこの会社に来ることはない。
夫とともに失踪したとして処理されるだろう。
無論、老川専務もいずれ近いうちに消えてもらう。
始末はハンミョウ女にやらせてやるさ。
そういえば我々がホワイトリリィの外装装着システムを手に入れたことで、社長の紫乃も強化外装を欲しがっていたな。
通常は人間の姿を保持できるというのは大きな利点だ。
女怪人には女怪人のよさがあるが、やはり隠密行動には人間の姿を維持できる者がいた方がよい。
紫乃にも特別製の強化ボンデージでも着せてやるか・・・
確かあいつは薔薇の花が好きだったはず。
ブラックローズとでも名乗らせようか・・・
俺はふとそんなことを考えていた。
突然外がざわめき始める。
何事かと何人かの社員が窓のほうを見る。
どうやら始まったか・・・
「どうしたんだ?」
俺は何も気付かないふりをして、窓の近くの女子社員に聞いてみる。
「あ、部長、またです。またクーライが・・・」
おびえたような表情の女子社員。
いいぞ・・・
クーライは恐怖の象徴でなくてはな。
「クーライ?」
「クーライだって?」
がたがたと席を立つ社員たち。
みな窓の外に目を向け、何人かはTV中継がないかと携帯の画面を開いている。
「見波、テレビで何か言っているか?」
「あ、部長。いいえ、まだ何も・・・あっ」
窓の外で爆発音がする。
ふふふ・・・今日は多少派手になるかもしれないが仕方あるまい。
上空を行くヘリの音。
TV中継が始まり、携帯画面に映し出される。
俺も携帯を取り出してテレビをつける。
画面では上空からの映像が地上の様子を映していた。
暴れている女怪人たち。
一昨日加わったトビケラ女も嬉々として破壊と殺戮を楽しんでいるようだ。
元が心優しい女子高生とは誰も思うまい。
「くそっ。クーライのやつらめ。どうしてホワイトリリィは来てくれないんだ?」
「先日の時も来なかった。ホワイトリリィはもう来ないんじゃないのか?」
「そんな・・・やられちゃったとでも言うのかよ!」
「そんなの俺に言われたってわからねーよ!」
男性社員たちの声が飛び交っている。
クーライから守ってくれる上に、見た目で性的興奮も与えてくれるホワイトリリィだ。
来てくれるのを望むのは当然だろう。
だが・・・
お前たちの望むホワイトリリィはもう来ない。
『あはははは・・・下等で愚かなクズども。お前たちは少し数が多すぎるわ。我がクーライが適当に間引きしてあげる』
テレビから笑い声が聞こえてくる。
「何だあれは?」
「黒い・・・ホワイトリリィ?」
「まるでSMの女王様って感じだな」
「すげぇ! なんていやらしい格好なんだ! 胸もおへそも丸見えだぜ」
男どもの目が画面に釘付けになる。
もはや仕事どころではないな。
『うふふふふ・・・私はクーライの新たなる女幹部ブラックリリィ。これからは私がお前たちクズどもを管理してあげる。光栄に思うことね。あはははは』
手の甲を口元に当てて高笑いしているブラックリリィ。
とてもよく似合っているじゃないか。
「ブラックリリィだって?」
「ホワイトリリィに対抗するために送られてきたんじゃ?」
「あれもまた誰かが改造されたって言うのか?」
クーライの女怪人や女戦闘員が人間の女性を改造したものと言う噂は広まっている。
おかげで一時期は女性が夜出歩くことが減ったとも言われたが、今ではもとに戻っていた。
人間、喉もと過ぎればなんとやらなのだ。
『愚かなお前たちに教えておいてあげる。お前たちが望んでいるホワイトリリィはもう来てはくれないわ。ホワイトリリィは消滅したの。もう現れることは無いわ。なぜなら・・・』
テレビを見ている連中への効果を最大限に引き出そうと、一呼吸置くブラックリリィ。
『私がそのホワイトリリィだったから。でも私はクーライのおかげで生まれ変わったの。今の私はクーライの女幹部ブラックリリィ。お前たちに利用されていたホワイトリリィはもういないのよ。どう、驚いた? あはははは・・・』
楽しそうに高笑いするブラックリリィ。
「な、なんだって?」
「ほ、本当かよ? ホワイトリリィが黒くなっちゃったってか?」
「どういうことだよ? クーライを倒してくれるんじゃなかったのか?」
愕然としている男子社員たち。
もちろん女子社員たちもホワイトリリィが変わってしまった事にショックを受けている。
「さあ、ドスグラー様の忠実なしもべたち。下等なクズどもに私たちクーライの恐ろしさをたっぷり見せつけてやりなさい。存分に暴れるのよ!」
ブラックリリィの命の下、そばに控えていた女怪人たちもいっせいに暴れだす。
うんうん。
これでいい。
このためにブラックリリィのお披露目をしたのだ。
ホワイトリリィがいなくなった恐怖をたっぷりと味わうがいい。
******
「ああ・・・これ・・・これがいいのぉ・・・んちゅ・・・れろ・・・ちゅる・・・」
跪いて俺のモノを舐め始める百合香。
今はすでにお互いにすべての外装をはずしている。
「今日はご苦労だったな、百合香。存分に味わっていいぞ」
「ああ・・・ありがとうございますお義父様。うふふ・・・お義父様のおチンポ、最高です」
うれしそうに再び俺のモノをしゃぶりだす百合香。
舌使いもずいぶんと上達している。
まるで絞り出されるような感覚に、俺のモノはすぐに射精感を高められてしまう。
「うまいぞ百合香。ずいぶんいやらしい舌使いを覚えたものだ」
「うふふ・・・ちゅる・・・んちゅ・・・お義父様のおかげですわ。フェラチオなんてお義父様のおチンポじゃなきゃしたくもありませんもの」
「ん・・・うおっ、出すぞ。飲めよ」
俺はしばらく百合香の舌使いを堪能し、たまっていた白濁液を放出する。
「ん・・・んん・・・んぐっ・・・ゴクッ」
俺のモノを頬張り、喉の奥に出されたものを飲み込んでいく百合香。
精液も飲み慣れてきたようだ。
「んはぁ・・・お義父様の精液・・・美味しい・・・」
うっとりと舌なめずりをする百合香。
妖しい魅力が表情に満ちていた。
「あん・・・はぁん・・・あん・・・あん・・・」
俺の上で腰を振る百合香。
いつもながら百合香の中は最高だ。
先ほど口の中に出したというのに、すぐにまた出したくなる。
「うおっ・・・うおお・・・」
百合香に負けじと俺も下から突き上げる。
親指で乳首をいじり、手のひらで両胸をこねてやる。
黒い宝石の付いた乳首ピアスがきらきらと輝いていた。
「あはぁん・・・奥に・・・奥に当たるのぉ・・・いいのぉ・・・おチンポいい・・・」
長い髪を揺らしながら腰を振っている百合香。
肉と肉の当たる音が部屋に響く。
かつて夫婦の寝室だった二階の部屋は、今では義理の父娘の寝室になっていた。
「ふふふ・・・いやらしい女だ。昼間だってたくさんの男たちの視線を浴びて興奮していたんじゃないのか?」
「ああ・・・はい・・・少しだけ興奮してました」
「ホワイトリリィの格好は恥ずかしかったくせに、ブラックリリィの格好は恥ずかしくないのか?」
「あん・・・恥ずかしく・・・恥ずかしくないです。あの格好好きぃ・・・あの格好で男どもに恐怖の混じったいやらしい目で見られたら・・・ああん・・・感じちゃいましたぁ」
昼間の興奮を思い出したのか、百合香の膣内がしまっていく。
さんざん男たちをいたぶって殺してきた百合香。
殺戮をかなり楽しんできたらしい。
「ああん・・・気持ちいい・・・お義父様・・・イッても・・・イッてもいいですか?」
「いいぞ。イけ」
「あはぁぁぁん・・・イッちゃうぅぅぅぅぅ」
突き上げられながら絶頂を迎える百合香。
俺もそれに合わせるように出してやる。
俺と百合香の相性は抜群だと言えるだろう。
ふう・・・
胸の奥まで煙を吸い込み、ゆっくりと吐き出していく。
セックスのあとのタバコは本当に美味い。
世の中喫煙者にきびしいが、タバコぐらいは好きに吸いたいものだ。
まあ、世界征服でもしたら、タバコぐらいは好きに吸わせてもらうとしよう。
俺の隣では百合香も寝そべってタバコを吸っている。
ブラックリリィのときと違い、真っ赤な塗れたような口紅がタバコの吸い口を赤く染めていた。
紫のアイシャドウが目元を彩り、爪には真っ赤なマニキュアをつけて、まさに俺好みの妖艶な女になっている。
ふふふ・・・
自然と笑みが浮かんでくる。
了史には想像も付かないだろう。
女はすべからく娼婦なのだ。
自らの主人に全てを捧げ、もてる淫乱さを全部晒して主人を喜ばせる。
それが女というものなのだ。
了史には百合香を女にすることはできなかった。
俺だからこそできたのだ。
俺は自分の成果に満足して美しい百合香の顔を眺めていた。
「うふっ・・・どうかしましたか、お義父様?」
自分が見つめられていることに気が付いたのか、百合香がくすっと小さく笑う。
「ん・・・いや・・・百合香が俺好みになったと思ってな・・・」
「私はお義父様の女ですわ。お義父様が望むなら、どんな女にも変わります。淫らな雌犬にも、冷酷な魔女にも、お義父様の思いのままにいたしますわ」
「ふふふ・・・それでいい」
俺は百合香の金色に染められた髪を梳いてやる。
つやつやの金髪はとても綺麗だ。
おそらく、百合香の見た目の変わりようは近所でも噂になるだろう。
派手な化粧をしてタバコを吸い、妖艶さを漂わせる女だ。
夫に逃げられ、水商売に身を落としたとでも言われるかもしれない。
だが、噂になろうがそんなことはどうでもいい。
わずらわしければ周囲の連中を始末すればいいことだ。
俺に清楚な百合香など必要ない。
派手で妖艶な娼婦のような今の百合香こそが俺にはふさわしい。
「先ほど蜘蛛女から連絡があった。了史が離婚届を提出したそうだ」
ブラックリリィという新たな女幹部を迎えたクーライだが、蜘蛛女は変わらずに俺のサポートをしてくれる。
むしろ、百合香のほうがアジトでの俺の補佐を蜘蛛女に任せるという形を取ったらしい。
その代わり、家にいるときは俺にべったりという感じだが。
了史のほうは先日家からつまみ出されたのがよほどこたえたのか、今では蜘蛛女の言いなりに近い状況らしい。
マンションに落ち着き、会社の事務の娘を拉致して洗脳してもらったようだ。
今では洗脳で言いなりになるその娘をメス奴隷同然に扱い、性欲の捌け口にしているらしい。
ある意味やつも壊れてしまったのかもしれないな・・・
「本当ですか? うふふ・・・うれしい。これで私はあの男とは何の関わりもなくなったんですね」
心の底からうれしそうに笑みを浮かべる百合香。
「ああ、そうだ。これで百合香は完全に俺のものだ」
「はい、お義父様。私はお義父様のものです。これからも百合香を可愛がってくださいませ」
「ああ・・・百合香」
俺は百合香の顎を持ち上げ、そっとやさしくキスをする。
まだまだ我がクーライは日本すら征服できてない現状だ。
これからもいろいろと困難はあるだろう。
別の正義の味方が現れないとも限らない。
だが・・・
百合香、いやブラックリリィを手に入れたからには、世界はいずれクーライのものとなる。
俺はそう確信していた。
END
あらためまして、25日間という長い間お付き合いいただきまして本当にありがとうございました。
明日は後書きめいたものを少し書かせていただこうと思います。
これほど長いものは今後書けないかもしれませんが、今後ともまたよろしくお願いいたします。
それではまた。
- 2010/03/16(火) 21:11:07|
- ホワイトリリィ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:17
長くなったので分けます。
>>悪堕ちキッド様
いつもコメントありがとうございます。
怪人に擬態システムがあれば人間体になって暗躍もできるんでしょうけど、擬態システムがないのでちょっと会社には残れなかったですね。
>>o-ji様
コメントありがとうございます。
お暇なときにでもじっくりと読んでいただければと思います。
よろしければ感想など聞かせてくださいませ。
>>ν賢狼ホロν様
お久しぶりです。
ところどころにやっとしてもらえればなぁというものを入れておきましたので、笑っていただけたのはうれしいです。
>>漆黒の戦乙女様
会社の人材はできるだけ使わないようにしたいところですけど、一番目に止まるのも会社の人間ですよね。
今回の百合香に使ったパルスシステムを発展させれば、会社もそうですし、テレビ電波での洗脳なんかもできそうですね。
クーライは文字通り「暗い」から来ております。
ドスグラー様も「どす暗い」ですね。(笑)
>>Mizuha様
やはり堕ち後があってこその悪堕ちですよね。
そこのギャップは見せたかったです。
クーライの女怪人たちは、書いていてもかわいくてたまらなかったですよー。(笑)
>>あぼぼ様
そこまでお褒めいただけるのは光栄です。
ありがとうございます。
まだまだ精進だと思っておりますので、今後ともよろしくです。
>>拍手コメントの雪月狼様
コメントありがとうございました。
私も雪月狼様のファンとしてこれからも応援しております。
>>拍手コメントのK様
コメントありがとうございました。
お互いにがんばりましょう。
- 2010/03/17(水) 21:45:43 |
- URL |
- 舞方雅人 #-
- [ 編集]