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2020年ドバイゴールデンシャヒーンデータ分析

過去のドバイゴールデンシャヒーンの結果から、レース傾向を徹底分析

アメリカ調教馬が断然優位

メイダン競馬場のダート1200メートルで行われるようになった2015年以降、過去5回のドバイゴールデンシャヒーンで3着以内に入った馬の調教国をまとめたのが〔表1〕。アメリカ調教馬が4勝、2着2回、3着2回と断然優位に立っている。昨年は有力候補のロイエイチをケガで欠きながらも、結果はエックスワイジェットが1着、インペリアルヒントが3着となり、アメリカ勢の層の厚さを示した。ほかでは、1勝、2着1回、3着2回の地元アラブ首長国連邦(UAE)調教馬にも注目したい。

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表1〕
3着以内馬の調教国(過去5年)
着順 馬名 調教国
2015年 1着 シークレットサークル アメリカ
2着 スーパージョッキー 香港
3着 リッチタペストリー 香港
2016年 1着 ムアラブ UAE
2着 エックスワイジェット アメリカ
3着 モラウィジ UAE
2017年 1着 マインドユアビスケッツ アメリカ
2着 コミカス UAE
3着 モラウィジ UAE
2018年 1着 マインドユアビスケッツ アメリカ
2着 エックスワイジェット アメリカ
3着 ロイエイチ アメリカ
2019年 1着 エックスワイジェット アメリカ
2着 マテラスカイ 日本
3着 インペリアルヒント アメリカ
注記:
C.アップルビー調教師など、アラブ首長国連邦(UAE)とヨーロッパの両方に調教拠点がある調教師の管理馬については、UAE調教馬扱いとした

ダート大国アメリカ生産馬が強い

過去5回のドバイゴールデンシャヒーンの生産国別成績を見ると、アメリカ生産馬が4勝、2着4回、3着2回と、ダート大国の実力を発揮している。ここ2年は1着から5着まで、日本でいうところの“掲示板”を独占。ちなみに昨年2着に好走した日本調教馬のマテラスカイも生まれはアメリカだ。ほかでは2016年1着のムアラブ、2016年と2017年ともに3着のモラウィジを出したイギリス生産馬にも注意したい。イギリス生産馬といえば凱旋門賞馬エネイブルなど芝のレースに強い印象だが、ダートの短距離戦であるこのレースでも侮れない存在となっている。〔表2〕

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〔表2〕
生産国別成績(過去5年)
生産国 1着 2着 3着 4着以下
アメリカ 4 4 2 20
イギリス 1 0 2 8
ニュージーランド 0 1 0 2
アイルランド 0 0 1 5
オーストラリア 0 0 0 2
日本 0 0 0 1
アルゼンチン 0 0 0 1

ノーザンダンサー系の強さが際立つ

過去5回のドバイゴールデンシャヒーンで3着以内に入った馬の父馬を記したのが〔表3〕。ノーザンダンサー系種牡馬(父馬)の産駒が4勝、2着2回、3着4回と、強さが際立っている。そのノーザンダンサー系のなかでもダンジグ系が、1勝、3着4回と争覇圏内に加わる期待が大きい。ほかでは1勝、2着2回のミスタープロスペクター系もチェックしておきたい。

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表3〕
3着以内馬の父馬(過去5年)
着順 馬名 父馬
2015年 1 シークレットサークル Eddington(ミスタープロスペクター系)
2 スーパージョッキー Sandtrap(ネヴァーベンド系)
3 リッチタペストリー Holy Roman Emperor(ノーザンダンサー系・ ダンジグ系)
2016年 1 ムアラブ Oasis Dream(ノーザンダンサー系・ ダンジグ系)
2 エックスワイジェット Kantharos(ノーザンダンサー系・ ストームキャット系)
3 モラウィジ Exceed and Excel(ノーザンダンサー系・ ダンジグ系)
2017年 1 マインドユアビスケッツ Posse(ノーザンダンサー系・ デピュティミニスター系)
2 コミカス Distorted Humor(ミスタープロスペクター系)
3 モラウィジ Exceed and Excel(ノーザンダンサー系・ ダンジグ系)
2018年 1 マインドユアビスケッツ Posse(ノーザンダンサー系・ デピュティミニスター系)
2 エックスワイジェット Kantharos(ノーザンダンサー系・ ストームキャット系)
3 ロイエイチ More Than Ready(ヘイルトゥリーズン系)
2019年 1 エックスワイジェット Kantharos(ノーザンダンサー系・ ストームキャット系)
2 マテラスカイ Speightstown(ミスタープロスペクター系)
3 インペリアルヒント Imperialism(ノーザンダンサー系・ ダンジグ系)

ベテラン勢も侮れない

過去5回のドバイゴールデンシャヒーンの年齢別成績を調べると、2016年のムアラブ、昨年のエックスワイジェットと「7歳」が2勝を挙げてトップ。3着内率に目を向けると、「7歳」と並んで「6歳」が40.0%と好成績を残している。また、過去5回のドバイゴールデンシャヒーンに加えて、近6シーズンにメイダン競馬場のダート1200メートルで行われた重賞及びリステッド競走(注1)の年齢別成績を見ると、「6歳」と「7歳」だけではなく、「9歳」以上の馬も3着内率が軒並み30%を超えており、高齢のベテラン勢も侮れないことが見て取れる。〔表4〕〔表5〕

  • 注1:
    対象は2015、2016、2017、2018、2019年のドバイゴールデンシャヒーン(G1)/2015、2016、2017、2018、2019、2020年のマハブアルシマール(G3)/2015、2016、2017、2018、2019、2020年のアルシンダガスプリント(G3)/2015、2016、2017、2018、2019、2020年のドバウィS(2015、2016、2017年はリステッド競走、2018、2019、2020年はG3)/2014、2015、2016、2017、2018、2019年のザガーハウドスプリント(リステッド競走)の29レース

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〔表4〕
年齢別成績(過去5年)
年齢 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
3歳 0 0 0 1 0% 0% 0%
4歳 1 2 0 6 11.1% 33.3% 33.3%
5歳 1 1 0 9 9.1% 18.2% 18.2%
6歳 1 2 3 9 6.7% 20.0% 40.0%
7歳 2 0 2 6 20.0% 20.0% 40.0%
8歳 0 0 0 5 0% 0% 0%
9歳 0 0 0 0 - - -
10歳 0 0 0 1 0% 0% 0%
11歳 0 0 0 1 0% 0% 0%
12歳 0 0 0 1 0% 0% 0%
注記:
現地主催者発表の馬齢で集計
注記:
9歳馬の出走はなし

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〔表5〕
近6シーズンにメイダン競馬場のダート1200メートルで行われたサラブレッドの重賞及びリステッド競走における年齢別成績
年齢 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
3歳 0 0 0 9 0% 0% 0%
4歳 4 8 5 32 8.2% 24.5% 34.7%
5歳 9 6 2 48 13.8% 23.1% 26.2%
6歳 5 6 9 36 8.9% 19.6% 35.7%
7歳 5 6 6 27 11.4% 25.0% 38.6%
8歳 2 2 4 19 7.4% 14.8% 29.6%
9歳 2 1 0 4 28.6% 42.9% 42.9%
10歳 1 0 1 2 25.0% 25.0% 50.0%
11歳 1 0 0 1 50.0% 50.0% 50.0%
12歳 0 0 2 1 0% 0% 66.7%
注記:
対象は2015、2016、2017、2018、2019年のドバイゴールデンシャヒーン(G1)/2015、2016、2017、2018、2019、2020年のマハブアルシマール(G3)/2015、2016、2017、2018、2019、2020年のアルシンダガスプリント(G3)/2015、2016、2017、2018、2019、2020年のドバウィS(2015、2016、2017年はリステッド競走、2018、2019、2020年はG3)/2014、2015、2016、2017、2018、2019年のザガーハウドスプリント(リステッド競走)の29レース
注記:
現地主催者発表の馬齢で集計

先行力のある馬の活躍目立つ

過去5回のドバイゴールデンシャヒーンにおける残り800メートル、残り400メートル通過地点での位置別成績をまとめたのが〔表6〕〔表7〕。両表とも「先頭」および「2番手から5番手」の成績が良く、先行有利の傾向となっている。残り400メートル通過時点で6番手以下の後方に位置して3着内に入ることができたのは、2018年と2019年に連覇を果たしたマインドユアビスケッツのみ。メイダン競馬場のダートはキックバック(砂の跳ね返り)が激しく、差し、追い込み勢は前進気勢が削がれやすいためだろうか。

文:秋山 響(TPC)

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〔表6〕
残り800メートル通過地点での位置別成績(過去5年)
位置 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
先頭 1 1 0 3 20.0% 40.0% 40.0%
2~5番手 2 3 4 11 10.0% 25.0% 45.0%
6~9番手 1 1 1 16 5.3% 10.5% 15.8%
10番手以下 1 0 0 8 11.1% 11.1% 11.1%
注記:
競走中止した馬は集計に含まない

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〔表7〕
残り400メートル地点での位置別成績(過去5年)
位置 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
先頭 2 0 0 3 40.0% 40.0% 40.0%
2~5番手 1 5 5 9 5.0% 30.0% 55.0%
6~9番手 1 0 0 18 5.3% 5.3% 5.3%
10番手以下 1 0 0 8 11.1% 11.1% 11.1%
注記:
競走中止した馬は集計に含まない

ご注意

当コーナーの情報は、登録情報を基に制作されております。競走データは公式データと照合し、それ以外の表記は主に現地報道を参考に制作しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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