僕が愛してやまない、高知競馬の名物レース「一発逆転ファイナルレース」
前回は騎手編①と題し、騎手の面から傾向と対策を分析しました。
今回は騎手編②と題し、前回の分析で明らかになった、
「ファイナルでよく来る騎手」
の特徴を深堀りしたいと思います。
騎手が得意とする距離
「一発逆転ファイナルレース」は、常に一定のクラス条件、距離で行われるわけではありません。
開催によってはAクラスで行われたり、1600m戦で行われたりします。
ただ、ほとんどはC3クラスの1300m戦か1400m戦で行われます。
ここで、高知競馬をあまり見ない人は、
1300mも1400mも100mしか違わないんだから、大差ないだろう
と思うかもしれません。
とんでもありません。
たった100mしか違わないのに、大きく傾向が変わってくるのが、高知競馬の魅力であり難しいところ。
当然、騎手にも得意・不得意が出てきます。
というわけで、「ファイナルでよく来る騎手」たちが、1300mと1400mのどちらを得意としているか、分析してみたいと思います。
妹尾浩一朗
| 妹尾浩一朗 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| ファイナルレース | 13.7% | 21.8% | 30.6% |
| 1300 | 13.8% | 20.0% | 30.0% |
| 1400 | 13.6% | 25.0% | 31.8% |
| ファイナルレース以外 | 5.0% | 10.8% | 19.4% |
| 1300 | 5.7% | 11.7% | 21.2% |
| 1400 | 3.9% | 9.2% | 16.3% |
まずは、前回の記事で、もっとも「ファイナルでよく来る騎手」だとわかった妹尾浩一朗騎手から。
ファイナルレースでの成績を見てみると、勝率こそ1300mの方が若干上ですが、連対率・複勝率では1400mの方が上です。
また、ファイナルレース以外のレースの成績と比較しても、ファイナルになったときの成績の上り幅が1400mの方が上です。
つまり、妹尾浩一朗騎手は、1400mのファイナルレースに強い、ということが言えます。
大澤誠志郎
| 大澤誠志郎 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| ファイナルレース | 7.0% | 11.3% | 14.8% |
| 1300 | 8.3% | 14.3% | 17.9% |
| 1400 | 3.2% | 3.2% | 6.5% |
| ファイナルレース以外 | 2.3% | 6.6% | 12.8% |
| 1300 | 2.1% | 6.8% | 13.2% |
| 1400 | 2.7% | 6.4% | 11.9% |
次に、前回の記事で妹尾騎手に次ぐファイナルレースでの成績の上り幅が大きかった大澤誠志郎騎手。
ファイナルレースでの距離別成績を見てみると、1400mよりも1300mのほうが圧倒的に成績がいいですね。
ファイナルレース以外のレースとの比較でも、やはり1300mのほうが上り幅が大きいようで、むしろ連対率や複勝率は1400mで大きく下がってしまいます。
つまり、大澤誠志郎騎手は、1300mのファイナルレースに強い、ということが言えます。
木村直輝
| 木村直輝 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| ファイナルレース | 6.1% | 16.7% | 25.8% |
| 1300 | 9.3% | 16.3% | 23.3% |
| 1400 | 0.0% | 17.4% | 30.4% |
| ファイナルレース以外 | 5.8% | 13.5% | 20.9% |
| 1300 | 6.4% | 13.8% | 21.9% |
| 1400 | 5.0% | 13.0% | 19.7% |
僕が最近イチオシの騎手の一人、木村直輝騎手。
彼も「ファイナルでよく来る騎手」の一人ですが、距離別成績を見てみると、極端な傾向がうかがえます。
なんと、1400mのファイナルレースでは勝ち星なし。
ただし、連対率と複勝率は1300mを上回ります。
キムチョクは1400mのファイナルレースの頭では買っていけない、ということが言えるのではないでしょうか。
郷間勇太
| 郷間勇太 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| ファイナルレース | 12.3% | 19.3% | 28.7% |
| 1300 | 8.7% | 15.4% | 25.0% |
| 1400 | 17.9% | 25.4% | 34.3% |
| ファイナルレース以外 | 8.3% | 17.4% | 26.2% |
| 1300 | 7.7% | 17.4% | 26.7% |
| 1400 | 9.1% | 17.4% | 25.4% |
最近、ファイナルレースだけでなく、リーディング上位にも顔をのぞかせつつある郷間騎手。
彼の魅力はなんといっても、迫力のあるフォーム。
高知競馬随一のハードヒッターではないでしょうか。
そんな郷間騎手のファイナルレースでの成績を見てみると、1400mでの成績が良いですね。
ファイナルレース以外でも1400mの方がどちらかというと好成績なのですが、ファイナルレースになると、それが顕著になります。
郷間騎手は1400mのファイナルレースで狙ったほうがよさそうです。
上田将司
| 上田将司 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| ファイナルレース | 9.5% | 21.0% | 28.8% |
| 1300 | 10.8% | 20.9% | 28.5% |
| 1400 | 7.1% | 21.2% | 29.4% |
| ファイナルレース以外 | 8.2% | 18.4% | 29.7% |
| 1300 | 6.2% | 16.2% | 27.2% |
| 1400 | 11.0% | 21.4% | 33.2% |
いぶし銀というイメージの上田騎手。
上田騎手のファイナルレースの成績を見てみると、勝率は1300mの方がいいのですが、連対率・複勝率は1400mのほうがいい、という結果になっています。
ファイナルレース以外のレースからの上り幅で見ると、1300mは大きく勝率が上がりますが、1400mは逆に下がる結果に。
あまりはっきりした傾向とはいえないものの、上田騎手はどちらかというと1300mがねらい目、ということが言えそうです。
山頭信義
| 山頭信義 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| ファイナルレース | 4.5% | 11.5% | 16.7% |
| 1300 | 5.7% | 13.2% | 17.9% |
| 1400 | 2.0% | 8.0% | 14.0% |
| ファイナルレース以外 | 1.6% | 5.1% | 11.1% |
| 1300 | 1.4% | 6.0% | 12.4% |
| 1400 | 1.8% | 3.5% | 8.5% |
「ガシラ」の愛称でおなじみの山頭信義騎手。
「山頭スペシャル」と言われるイン突きが有名ですが、ファイナルレースの成績を見てみると、1300mの成績が断然。
ファイナルレース以外のレースとの比較でも1300mのファイナルでの上り幅がきわめて大きくなっています。
山頭騎手は1300mでねらい目、と覚えておきましょう。
まとめ
ということで、「ファイナルでよく来る騎手」について、その得意とする距離を分析してみました。
それによると、
| 1300m戦を得意とする騎手 | 大澤誠志郎、上田将司、山頭信義、(木村直輝) |
| 1400m戦を得意とする騎手 | 妹尾浩一朗、郷間勇太 |
という分類ができそうです。
ふむふむ、これだけでも、だいぶファイナルレース攻略の手がかりが見えてきた気がします。
次回も、騎手の面からファイナルレースを分析してみたいと思います。
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