日本でサブスクリプション型音楽ストリーミングサービスがブレイクしたのは、2015年春以降でした。それ以前も携帯キャリア3社によるストリーミングサービスはあったのですが、黒船であるApple Musicの開始は大きなインパクトでした。そして同年9月にはGoogle Play Musicが、11月にAmazon Prime Musicが、1年遅れでSpotifyがサービスインしてくるわけです。
Amazon Prime Musicは、プライム会員向けの無料サービスでしたが、曲数が少なく、外資系サービスの中では今一つパッとしない存在でした。楽曲を大量に準備した有料サービス「Music Unlimited」が始まったのは2017年と、比較的後発です。Amazon Echo専用プランなら月額380円と破格の料金でしたが、いくらレア曲まで網羅しても、音声コマンドではそこまでたどり着けないもどかしさがありました。それなら多少高くても、スマホで検索できるサービスのほうがマシです。
そんなわけで筆者は、洋楽の充実度が高いGoogle Play Musicをメインに、仕事や睡眠時のBGMに優れたプレイリストが多いSpotifyをサブに、といった具合で、Amazon Music UnlimitedはEchoプランを細々と利用するという、そういうプライオリティだったわけです。
それが大逆転したのが、今年9月でした。突如ハイレゾ音源をストリーミングするAmazon Music HDがサービスインしたのです。まだすべての音源がハイレゾというわけではありませんが、通常音源も大半はCD音質でロスレス配信します。これまでストリーミングサービスは、利便性と検索性がウリで、音質はまあしょうがないじゃないの、というスタンスで付き合わざるを得ないものだったところに、高音質で差別化してきたわけです。
Amazon Music HD
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