第50回明治神宮野球大会は15日、神宮球場で開幕、高校の部開幕戦は、高崎健康福祉大高崎(群馬)が延長10回タイブレークを制して倉敷商(岡山)を振り切った。山本遼哉外野手(2年)が10回に自身公式戦初本塁打となる満塁弾を放った。明徳義塾(高知)は星稜(石川)と、1992年夏の甲子園での星稜・松井秀喜(元巨人、ヤンキースなど)の5敬遠以来27年ぶりの公式戦、明徳義塾が打ち勝った。
開幕満塁弾で神宮デビューした。健大高崎の山本がタイブレークの10回、敵失と押し出しで2点を勝ち越し、なお無死満塁で左翼に公式戦初アーチ。「詰まったんで入るとは思わなかった。犠牲フライでもいいと思っていました」。4回の左翼フェンス直撃先制二塁打と合わせて5打点。165センチながらパワーがあるところを見せた。
岐阜県土岐市生まれで愛知瀬戸ボーイズでプレー。「機動破壊」を掲げ足をつかった攻撃力で2014年夏から3季連続の甲子園で8強2度に憧れて郷里を離れた。50メートルはチームでも上位の6秒1で6回には二盗も決めた。群馬県大会終盤はベンチ外になったが、負けん気の強さで打撃練習し関東大会で返り咲き、この大会は初めての1ケタ背番号の9。「この勝ちはうれしいけど、目標は日本一なので気を引き締めたい」と胸を張った。 (小原栄二)