中日は3日、ソフトバンクから国内FA権を行使した福田秀平外野手(30)と、福岡市内で初交渉に臨んだ。大争奪戦が予想される中、交渉解禁日の即アタックで熱意を伝えた。この日は西武も福田と初交渉した。
絶対に来てほしい。その思いを行動に移した。FA宣言選手との交渉が解禁となったこの日、加藤宏幸球団代表、松永幸男編成部長が福田に熱烈なラブコールを送った。
「ドラゴンズの現状を伝えました。私としては有意義な話し合いができたのではと思います。こちらとしては何度でも話をしたいということを伝えました」。初交渉を終えた加藤代表はこう話した。
中日としては走攻守の三拍子がそろい、何より今のチームの弱点である足が武器である福田は、どうしても欲しい選手。条件面では、これまで球団内で検討してきた4年の大型契約を提示したとみられる。同時に、解禁即アタックという熱意も示した。
福田の今季年俸3600万円はCランク(球団内の日本人選手で年俸11位以下)とみられ、獲得にあたって補償が必要ない。この日は西武も初交渉し、この先もヤクルトやロッテ、楽天との交渉が続々と行われる見通し。ソフトバンクも残留を強く要請している。
各球団と交渉の席に着く予定の福田は「自分の人生なのでこれからしっかり考えていきたい」という。大争奪戦の中、中日はできる限りの誠意は見せた。その思いが届くことを祈るだけだ。 (井上洋一)